・大坂なおみ選手が、「アスリートの精神状態が無視されている」として記者会見を拒否した。
・これに対して、全仏の主催者が大会規定に違反するとして1万5千ドル(約165万円)の罰金を科し、更に4大大会関係者が、4大会への出場が出来なくなる可能性を示唆した。
・この問題は、「規則があるから守るべきだ」という主催者の考え方と、選手は最高のプレーをすべきであるとの対立でもある。
・日本では規則があるならそれを守るべきだという声が圧倒的に強い。
・かつ記者会見の問題であり、基本的にメディアは批判的である。
しかし、米国のNPR(アメリカの非営利・公共のラジオネットワーク約900の加盟局に番組を配信)は完全に大坂選手を支持しているインタビューを掲載している。
「彼女は完全に正しい。特に有色の選手にひどい質問をしてきている(I think she's absolutely right. we have seen
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米国でのソーシャル・メディアの利用、年令別18-29は84%、65+は45%。Facebook69%、Instagram40%、Twitter23%、YouTube81%。フェースブック利用白人67%、黒人74%、ヒスパニック72%。男性61%、女性77%。高校以下64%、大卒73%。差は年齢に顕著
コメント
「勝敗に拘わらず、試合後30分以内に記者会見をしなければ罰金」こんな規約を作っていること自体、上から目線であり、アスリートファーストに逆行している。
しかも、その記者会見も他のスポーツのような「囲み取材」ではなく、スポットライトで照明されたステージに、一人だけ上げられて、記者団の質問の応えなくてはならないという。選手によってはエリート館を満喫できるかもしれないが、大坂選手のように内向的な人には耐えがたい苦痛になるのだろう。
大会関係者は、4大大会から除名などと強気の発言をしているが、大坂選手のようなトップ選手が出なくなれば、大会に対する価値が低下してしまうだろう。
>>5
第一コラムの出だしの趣旨と、第二コラム、第三コラムの関連がよくわからなかったので、何がポイントなのか、又、貴殿の言わんとすることを理解したいと思って、お聞きしただけですよ。
テニスのような退屈なスポーツを人気スポーツたらしめているのは
マスコミのおかげ。
どのスポーツもマスコミ対策は、人気を維持するためにとても気を
つかっている。
それによって大坂さんのみならず多くのテニス選手が恩恵を受けている。
大坂さんの行動は行きすぎではないかなあ。
程度の低い質問には個別の対応をとってもよいとは思うけど。
(ID:18367902)
現在は、パンデミックコロナによってオリンピック開催の可否の議論が喧しい。この状況下を無視して論議するのは正しくない。
池江璃花子選手が激しいマスコミ攻勢によって回答に苦しんでいる姿は痛ましかった.大坂選手も同じような質問を受け苦悩にさいなまれた顔をしながら回答した姿が目に焼き付いている。池江選手の時は、高橋氏の「さざ波」と「笑笑」が炎上し、マスコミ攻勢から免れた。大阪選手は今後激しいマスコミ攻勢が予想される中で、極めてまじめな人だけに、回答をどのようにしたらよいか、苦しんだのでしょう。
近代スポーツは、商業主義の上に成り立っている。オリンピックに素人だけでなくプロが参加すれば、選手は「商品」でしかない。見解が割れるような問題では、まじめであればまじめであるほど、回答する前に自己犠牲を強いられてしまう。
質問しては困る質問を選択できるシステムになっていればこのような問題は起こらないが、質問範囲を制限すれば、また、制限するということでマスコミが騒ぎ出すのでしょう。