イランにとって①核放棄の核合意と②経済制裁解除との選択でどちらに国益が大きいかである。 さらに、イランをめぐる外部環境がイランにとって厳しくなっているかどうかである。 米国との関係はロシアと同じである。経済制裁下にある。 ロシアはイスラエルはもちろんアラブ諸国と良好な関係にある。 ロシアとイランはカスピ海で軍事協力を結んでいる。 ロシアは表面上は中国と連携しているが本音では不信感が強い。 ロシアは中国の「一帯一路」に対抗しうる輸出網を敷いている。ロシアからアゼルバイジャン・イラン経由でインドを船・鉄道・道路で約7200キロメートルの「南北輸送回廊」を敷いている。 ロシア・イラン・インドは中国に対する軍事・経済協力網を形成しており、米国との経済制裁との天秤で考えれば核保有があってロシア・インドとの協力関係が維持されるとみなすべきではないか。イスラエルにとってもこの地域での米国の存在価値が薄れてきているのではないか。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
イランにとって①核放棄の核合意と②経済制裁解除との選択でどちらに国益が大きいかである。
さらに、イランをめぐる外部環境がイランにとって厳しくなっているかどうかである。
米国との関係はロシアと同じである。経済制裁下にある。
ロシアはイスラエルはもちろんアラブ諸国と良好な関係にある。
ロシアとイランはカスピ海で軍事協力を結んでいる。
ロシアは表面上は中国と連携しているが本音では不信感が強い。
ロシアは中国の「一帯一路」に対抗しうる輸出網を敷いている。ロシアからアゼルバイジャン・イラン経由でインドを船・鉄道・道路で約7200キロメートルの「南北輸送回廊」を敷いている。
ロシア・イラン・インドは中国に対する軍事・経済協力網を形成しており、米国との経済制裁との天秤で考えれば核保有があってロシア・インドとの協力関係が維持されるとみなすべきではないか。イスラエルにとってもこの地域での米国の存在価値が薄れてきているのではないか。