change のコメント

「さざなみ」という言葉が大きな反響を呼んでいる。

「さざ波」という言葉を使いだしたのは元厚労省医系技官木村盛世氏であり、高橋氏と本人が言っているので、木村氏とみて間違いない。
木村氏が「感染者数」を「さざなみ」といっている根拠である。木村氏はテレビによく出られていたが、日本の感染者数で医療崩壊すると日本医師会会長、東京都医師会長がいつも言っていることに対して、海外の感染者数と比べ桁が何桁か違うし、病床数も日本は多く「さざなみ」程度なのに医療崩壊ばかり言っている医療関係者に異論を唱えていた。

2010年OECD諸国の病床数1000人当たり
日本13.6 韓国8.8 ドイツ8.3 オーストラリア7.6 フランス6.4 イタリア3.5 カナダ3.2
米国3.1 イギリス3.0

この数字を見れば日本の病床数は飛びぬけて高い。民間の病床数をある程度感染症に振り替えれば病床確保が不可能とは言えない。利権の縄張りがあり簡単ではないが、非常事態認識が国民全体にあれば病床確保できたはずである。

私は「さざなみ」の根拠は死者数のことでなく感染者対応と認識していたが、マスコミの誘導によって死者数に向かったのは日本にとって好ましいことではなかった。感染者対応を国民全体で議論すべきであった。

朝日デジタルによると「世界の中で日本の状況を客観的に分析するのがモットーなので、それに支障が出るような価値観を含む用語は使わないようにします。」

私には大きな不満。徹底的議論をしてほしかった。医療改革の機会を失してしまったのは非常に残念だ。

No.5 42ヶ月前

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