すでに、日本の領土問題を考える際に、ポツダム宣言、カイロ宣言、サンフランシスコ講和条約が基礎であることをみた。
日本の戦後を作ったのは、ポツダム宣言、サンフランシスコ講和条約である。
国民は当然その内容を知っていてよい。
今日、日本のほとんどの人が尖閣諸島に極めて高い関心をもっている。
では「ポツダム宣言、カイロ宣言、サンフランシスコ講和条約で領土の所がどのように記載されていますか」と問うとほぼほとんどの人が知らない。
どうしてだろう。
私達は、高校時代、日本史や世界史を学び、ここで基本的な知識を得る。多分、この時期を除けば、体系的に日本史や世界史を学ぶことはまずない。
その意味で高校教育は極めて重要である。
ではここで、領土問題がどのように記載されているのであろうか。ポツダム宣言は、領土問題にどう記載しているか。
まず、ポツダム宣言をみてみたい。第8項は「カイロ宣言ノ条項ハ履行セラ
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