孫崎さんの趣旨が、 CSISの報告書そしてバイデン政権誕生に「呼応して」(孫崎さんのタイトル中の表現)、日本国内で「右寄り」からの二階批判が高まった ということなら、間違いだ。 わたし自身「右寄り」だと自認しているが、昨年のとくに1月、2月、3月ごろは、チャイナ肺炎に対する初動失敗に関連して、安倍政権も自民党も二階幹事長も、この孫崎ブログの場でも、厳しく批判していた。過去のログを読めば、いくらでも証拠は残っているだろう。CSISの報告書が公表されたりバイデン政権が誕生する前のことだ。 この場ではわたしに賛同するひとびとはいなかったとおもうが、「右寄り」界隈ではわたしのような意見は、ニュアンスの違いは多少あれども、当時から普通であった。つまり、「呼応」などはしていないのだ。 最近二階批判が高まっているというのが客観的に本当なら、それはCSISの報告書そしてバイデン政権誕生に「呼応」したからというよりも、ことし確実に総選挙があり、「右寄り」界隈がそれに向けて新党を結成しているからだというのが、わたしの見立てだ。自民党を食おうとしているのだ。 「右寄り」新党およびその背景にいる多数の国民の政治意識は、現在の自民党を否定した中から生まれてきたものであり、目標は自民党から自分たちへの政権交代だ(現状、ほど遠いことではあるが)。中国への警戒心は隠さないが、だからといって、親米というわけでもない。ここのところが、どうしてもわからないひとびともいる。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
孫崎さんの趣旨が、
CSISの報告書そしてバイデン政権誕生に「呼応して」(孫崎さんのタイトル中の表現)、日本国内で「右寄り」からの二階批判が高まった
ということなら、間違いだ。
わたし自身「右寄り」だと自認しているが、昨年のとくに1月、2月、3月ごろは、チャイナ肺炎に対する初動失敗に関連して、安倍政権も自民党も二階幹事長も、この孫崎ブログの場でも、厳しく批判していた。過去のログを読めば、いくらでも証拠は残っているだろう。CSISの報告書が公表されたりバイデン政権が誕生する前のことだ。
この場ではわたしに賛同するひとびとはいなかったとおもうが、「右寄り」界隈ではわたしのような意見は、ニュアンスの違いは多少あれども、当時から普通であった。つまり、「呼応」などはしていないのだ。
最近二階批判が高まっているというのが客観的に本当なら、それはCSISの報告書そしてバイデン政権誕生に「呼応」したからというよりも、ことし確実に総選挙があり、「右寄り」界隈がそれに向けて新党を結成しているからだというのが、わたしの見立てだ。自民党を食おうとしているのだ。
「右寄り」新党およびその背景にいる多数の国民の政治意識は、現在の自民党を否定した中から生まれてきたものであり、目標は自民党から自分たちへの政権交代だ(現状、ほど遠いことではあるが)。中国への警戒心は隠さないが、だからといって、親米というわけでもない。ここのところが、どうしてもわからないひとびともいる。