りゃん のコメント

南西諸島に陸上自衛隊を配備する話は、新聞をほとんど読まないわたしでも、何度か新聞記事を見かけた覚えがあるくらいなので、きっと何度もくりかえし関連記事が新聞に掲載されているにちがいない。

しかし、南西諸島も中国もむかしから同じ場所にあるのに、なんで陸上自衛隊をいまごろ配備する必要があるのだろう?

これはランド研究所のこの記事に関係ある。つまり、制空権を米軍が握っていれば、南西諸島に上陸する中国軍を空から殲滅できるが、それができない場合にどういうことが想定されるかということだ。

嘉手納基地が中国のミサイル攻撃を受けて使用できないような状態をむかえれば、当然そのときは米軍も中国空軍の基地を攻撃するから中国軍もじゅうぶんな航空兵力はだせない。この点では両者イーブンである。すると、海上勢力(潜水艦をふくむ)、地上勢力が問題になる。日本は潜水艦ふくめた海上勢力はそこそこいけてるが、いったん島に中国軍に上陸されてしまえば、陸上自衛隊がいなければあっという間に中国軍に制圧されてしまう。

だから、島に陸上自衛隊を配備しよう、となるのだ。

この考え方は台湾においてもまったく同じで、海上勢力をおぎなうために米国(だけでないのだが)が空母を遊弋させたり、台湾軍が海上演習をしてみたり、台湾軍と米軍が数十年ぶりに合同演習をしてみたり、といったことがやられていそうじゃないかな?

やったかやらなかったは、調べてみればすぐにわかるはずだけど、やっていれば、新聞にも確実に書かれているはずだ。

そのさきは、台湾への米軍駐留だろう。これがホットな問題になりそうじゃないかな?たぶん新聞にも書かれたことがあるんじゃないだろうか。

・・・とちっちゃいこどもに噛んで含めるように調子で書いてきて、正直、むなしくなってきますね。

政治的立場に関係なく、日本のふつうの庶民はこれくらいアタマにはいっていて、「南西諸島に陸上自衛隊を配備する話」をきいたりすれば、「米軍が制空権失いつつあるからなあ」とおもうわけです。まあ、18のウォーゲームの全てでアメリカは破れている、なんてのまで知ってるひとはあんまりいないとおもうけども、18というのは本質ではない。

ところが、世の中には、そんなこと新聞に書いてないじゃないか!と怒り出すヒトがいるんですね。不思議なことに。

これはまあ、新聞が悪いというよりも、アタマが悪いんだとおもうけど、なんでアタマが悪くなったかというと、新聞なんか読んでたからだとおもうので、やっぱ新聞が悪いんですかね 笑

No.17 45ヶ月前

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