なし のコメント

以前にもちょっと書いたことがあると思うのだが、
まだ冷戦時代まっただ中に二冊の本が出版された。

下村満子著
ソ連人のアメリカ観
アメリカ人のソ連観

この二冊の本を読んだ感想はわたしにはとても意外だった。

ソ連人の方がはるかに正確で均衡のとれた知識を相手に持っているのだ。
比べて米国人のソ連に対する知識はまあ、ひどいもの。
事実誤認とバイアスにまみれたソ連嫌い。
それが徹底的で好意的なものなどひとつもない。

ソ連と付き合いが深くソ連をよく知るペプシコーラのケンドール
会長などは、ソ連の美点の一つとしてソ連はじつに約束をよく
まもるというのだが一般的な米国人は、ソ連は嘘つき、の一点張り。

読後感は、西側の政治家やマスコミというものがいかにタチが悪く
無知な民衆を引きずるかということだった、戦争の方向へ。

西側の市民の多くは我々のメディアはただしい情報を伝えてくれると
信じている。

その結果何が起こっているか、
世界で戦争を起こすのは西側の国ばかり。

No.9 48ヶ月前

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