りゃん のコメント

2000年当時から今まで「継続して」、米国が先進諸国のリーダーとして率先して地球温暖化問題に取り組んでいたらどうであったろうか。

まず、現実的にCO2を出さないためには、再生可能エネルギーでは需要に対して力不足であり、
日本では原子力発電がCO2を出さない安定した電力源として正当に評価されていたであろう。311後も、早期にほとんどの原発が再稼働していたにちがいない。

また、CO2だけでなく、環境全体にたいする意識が高まり、環境への配慮なく工業化をすすめていた中国(#)に対する視線は厳しいものがあっただろう。
(♯ ゼロ年代といえば、ネットでは廃液垂れ流しによる中国の赤い川、黒い川、黄色や緑色の川の写真やスモッグの写真がよくあげられていた。)

そういう中国に日本の会社が工場を移そうとすれば、環境に配慮のない企業として厳しい目でみられたに違いなく、日本国内の製造業空洞化の
スピードも今ほどではなかったであろう。そうなると、いわゆる就職氷河期もある程度緩和され、それに伴い日本の少子化も緩和された可能性がある。

また、日本の製造業空洞化に逆相関していた中国の成長のスピードはいまほどではなかっただろうし、
南シナ海に人工島をつくるという極めて大規模な環境汚染などは、決して許されなかったであろう。

こうしてみてくると、あのときゴアが勝てなかった結果は、おもうよりも大きな影響を現在に及ぼしているとおもえる。
それは現在のトランプ対バイデンも同じであろう。

No.14 47ヶ月前

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