「ゴアが大統領になっていたら、今日の地球温暖化はどうなっていただろう」 は非常に重たい仮定上の設問ですね。 私の答えは次のようなことです。 前提として当時の米国の政治構造がそのまま動かないとして裁判所がゴアの勝利を決めたらとしたら、と言い換えて考えてみたい。 当時の政治構造はネオコンが政治の中核にあって共和党を支持していたし、そのネオコンはパールハーバーを再現して、「テロとの戦い」という看板まで用意していました。ロシアをターゲットにして攻勢を本格的にかけることになっていました。内政では国家安全保障局(NSA)が場合により臨時政府になることまできめ細かく規定されていたのです。 そのような環境でゴアさんが地球温暖化を推し進めると言い出したら、民主党のジョン・F・ケネデイーさんよりもっと素早くスマートに暗殺されていたのではないでしょうか。米国とはそういう恐ろしい国です。 地球温暖化対策という地球の大課題は米国を当てにすることは難しいと思います。米国抜きで取り組む必要があると私は強く感じます。何故なら、 1.米国の支配層は化石燃料依存を放棄できない。 2.この地球は右翼や左翼の対立ではなく、REASONABLE VS UNREASONABLEの対立軸になりつつあるのに米国(安倍菅体制も入るかな)だけが右翼や左翼に拘っていて、その頑迷から卒業出来そうにない。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
「ゴアが大統領になっていたら、今日の地球温暖化はどうなっていただろう」
は非常に重たい仮定上の設問ですね。
私の答えは次のようなことです。
前提として当時の米国の政治構造がそのまま動かないとして裁判所がゴアの勝利を決めたらとしたら、と言い換えて考えてみたい。
当時の政治構造はネオコンが政治の中核にあって共和党を支持していたし、そのネオコンはパールハーバーを再現して、「テロとの戦い」という看板まで用意していました。ロシアをターゲットにして攻勢を本格的にかけることになっていました。内政では国家安全保障局(NSA)が場合により臨時政府になることまできめ細かく規定されていたのです。
そのような環境でゴアさんが地球温暖化を推し進めると言い出したら、民主党のジョン・F・ケネデイーさんよりもっと素早くスマートに暗殺されていたのではないでしょうか。米国とはそういう恐ろしい国です。
地球温暖化対策という地球の大課題は米国を当てにすることは難しいと思います。米国抜きで取り組む必要があると私は強く感じます。何故なら、
1.米国の支配層は化石燃料依存を放棄できない。
2.この地球は右翼や左翼の対立ではなく、REASONABLE VS UNREASONABLEの対立軸になりつつあるのに米国(安倍菅体制も入るかな)だけが右翼や左翼に拘っていて、その頑迷から卒業出来そうにない。