末尾の筆者紹介に「the City University of New York」「editor at large of Jewish Currents」とあり、
米国ユダヤ人社会のある種の意見を代表するオピニオンリーダーというところなのだろうとおもい、
また、「the City University of New York」は、民主党やネオコンと関係のある大学だったはずだ、
また、原文にあたってみると、
But look up the word “lead” in a dictionary and you’ll find definitions like “the first or foremost place,”
being “at the head of” and “to control a group of people.”
Leadership doesn’t mean motherhood and apple pie. It means being in charge.
とある。つまり、Peter Beinart のいうリーダーシップの放棄とは、甘くない立場を捨てて、
先頭にたつことも、事態を管理することもやめるということで、これはある意味ではトランプの継承ともいえる。
トランプとのちがいは、solidarity を強調していることだが、これをそのまま日米関係にあてはめると、
日米安保条約は強く維持しつつ、日本の主体的な関与を一層求めるということになるだろう。
こういう文脈もわからずに、この論評をその通りですねなどと褒めてたりすると、やはり笑える
わたし自身の受け止めは、奥山の文章から学んだことだが、
Peter Beinart が自分の国(この場合はイスラエル)の維持存続のために、米国の政治に注文をつける、
もっと直接的にいえば利用する、という発想をしているらしい点が印象的だった。
しかし考えてみれば、中国や台湾や韓国や北朝鮮も、これはふつうにやっていることだ。
(ID:13458971)
末尾の筆者紹介に「the City University of New York」「editor at large of Jewish Currents」とあり、
米国ユダヤ人社会のある種の意見を代表するオピニオンリーダーというところなのだろうとおもい、
また、「the City University of New York」は、民主党やネオコンと関係のある大学だったはずだ、
・・・という以前に、どこかで、たぶんなんかの書評で、この人の名前聞いたことあるなとおもったのが気になって、
ネットをみると、奥山真司の文章を見つけた。
https://blogos.com/article/37122/
わたし自身は、Peter Beinart についてなにか説明する知識はまったくないが、奥山の文章に基づいていうなら、
Peter Beinart は、
ユダヤ人が自分たちの命と文化を守り、一方で米国内のユダヤ人コミュニティを分裂させないために、国(=イスラエル)が必要だ。
しかしイスラエルに正当性を与え維持してゆくためにこそ、
パレスチナ国家の建設が必要であり、米国の政治に注文をつけなければならない
という考えの持ち主なのだ。
今回の記事を日本人が、個々人の持つ文脈でどう読もうと、それはそれで勝手で自由なのだが、
NYTを、著者がだれか知って読むひとびとは、記事のイメージの中心に、、
米国の今後とるべきイスラエル政策・中東政策を思い浮かべながら読むに違いないであろうとおもう。
反イスラエルな日本人が、上のような文脈がわからずに、この論評をその通りですねなどと褒めてたりすると、笑える。
また、原文にあたってみると、
But look up the word “lead” in a dictionary and you’ll find definitions like “the first or foremost place,”
being “at the head of” and “to control a group of people.”
Leadership doesn’t mean motherhood and apple pie. It means being in charge.
とある。つまり、Peter Beinart のいうリーダーシップの放棄とは、甘くない立場を捨てて、
先頭にたつことも、事態を管理することもやめるということで、これはある意味ではトランプの継承ともいえる。
トランプとのちがいは、solidarity を強調していることだが、これをそのまま日米関係にあてはめると、
日米安保条約は強く維持しつつ、日本の主体的な関与を一層求めるということになるだろう。
こういう文脈もわからずに、この論評をその通りですねなどと褒めてたりすると、やはり笑える
わたし自身の受け止めは、奥山の文章から学んだことだが、
Peter Beinart が自分の国(この場合はイスラエル)の維持存続のために、米国の政治に注文をつける、
もっと直接的にいえば利用する、という発想をしているらしい点が印象的だった。
しかし考えてみれば、中国や台湾や韓国や北朝鮮も、これはふつうにやっていることだ。