孫崎享のつぶやき

今次米国大統領選の本質:グローバリズム→米国国内格差社会→トップ50人の資産2兆ドル=下位50%の1億6500万人分に匹敵。選択①金融資本、グローバル企業、軍産複合体中心②大多数利益追求(皆保険)、③アメリカファースト。その中無自覚に①選択。

2020/11/08 15:02 投稿

コメント:7

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講演用powerpointから抜粋。
A-1[今次米国大統領選の本質は何か]

グローバリズムの促進により、米国企業は低賃金と、市場を求め海外に進出。この結果、米国国内の格差社会が拡大。トップ50人の資産2兆ドル、下位50%の1億6500万人分に匹敵

・これに対する政治的対応
 (1)金融資本、グローバル企業、軍産複合体中心の政策ー従来の共和党、近来の民主党ーヒラリー・クリントン、バイデン
 (2)低所得者に配慮ー特に国民全員への医療保険、高等教育負担、これにともない富裕層への増税ーサンダース、エリザベス・ウオーレン
 (3)工場を米国内に。外国製品には高額関税ートランプ
  結局(1)と(3)の選択
  しかし選挙戦は(1)トランプが大統領でいいか、(2)コロナ対応の是非で展開
A-2「バイデンを動かす勢力①ー軍産複合体 」
目的:軍需産業の利益最大
冷戦時ーソ連が相手。最先端技術の更新、〇世代、古い物破棄

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コメント

>>1
>戦争屋/グローバル金融屋がこれまで海外でやってきた
クーデター(政権転覆)をいよいよ米国内でもやらざるを
得なくなったということではないか。

同感、でもそんなことは前からやってそうなきがする。

それにしても米国による外国政権転覆はこのところ
成功しなくなりましたね。
シリア、ベネズエラ、それにベラルーシでも成功しそうも
ない雰囲気。
ウクライナでは成功したけれどもクリミアをロシアに
編入されてしまいドネツク、ルガンスクは離反してしまう
という大きい代償を支払いました。

それを主導したオバマはさすがにバツが悪くヒステリックに
ロシア連邦制裁をブチ上げましたが。

No.5 49ヶ月前

米国のエスタブリシュメント達は第二次世界大戦後、冷戦後終結後、軍票基軸通貨ドルを使いこなしながら、本土以外に荘園を広げていったのが戦後の裏の歴史だったように思えます。NAFTA やTPP推進もその一環だったようです。
米国のエスタブリシュメント達は世界の荘園領主達の集合体と言えます。荘園領主達の収奪の飽くなき追及が本土内にも及びトランプ大統領の誕生となり、今回の大統領選の裏の争点になったと解します。
アメリカ合衆国は当に世界帝国・米帝と言えますが、日系エレクトロニクス産業潰しにアウトソーシング用に育成した中国の台頭とコロナで世界帝国の黄昏が来ているのが歴史の真相と思われます。

No.6 49ヶ月前

孫崎さんは、バイデンの背景に「金融資本、グローバル企業、軍産複合体」(孫崎さんの表現)があることを指摘なさっているが、その「金融資本、グローバル企業、軍産複合体」と中国との関係にはふれていない。

バイデンが中国と親密な関係であることは、今次選挙で日本人にもいっそう周知されることになったというのに。

これでは、孫崎さんは、中国が実質出てこない「新自由主義批判本」を書いたヘイト好きの某学者や、「中国はなにもしないよラララララ」と踊りまくるヒトと変わらないのではないだろうか。そういえば、「中国はなにもしないよラララララ」と踊りまくるヒトは、最近このブログのコメント欄で、日本に中国の軍事基地を設けることに賛意を示していた。なるほどその程度では彼にとって「中国はなにもしない」範疇なのだなと、みょうに納得した。

バイデン大統領のもとで、日本にとって最悪のシナリオは、「太郎を呼べば太郎が来て花子は来ない」が、「中国を呼びこめば中国が来て、しかし米国は去らない」、つまり、米中のグローバリストがともに日本を食い物にするシナリオであろう。簡単にそうなるとも思わないが、いざそうなりそうなときに、自民党は頼りになりそうにない。孫崎さんの息子さんはじめ後輩たちは、どのくらい戦うことができるだろうか。

しかし、シリアなどでは、殺戮をほとんど放置したトランプに比べ、もう少し、実効的な措置がとられるのかもしれない。

一方、今次選挙では、米国にも様々な人々がいることが、youtubeの具体的な映像とともに、わたしにとって、あらためて明らかになった。そういうなかで、ふつうの白人のオッサン、つまり、保守的で愛国的だが戦争は好みそうもない、仕事にそこそこまじめでアメフトが好きそうな中流な感じのオッサンが、わたしが連帯すべき相手だとおもった。そういう人は、トランプ支持であった。わたしはトランプを特別に支持はしない(だれが大統領になっても、日本は自国のことを第一にやるべきだ)し、黒人差別にはもちろん反対だということは念のため書いておく。

中国にもいろいろな人がいるだろう。その中でも、労働者の、(いまや日本などではごく普通の)労働衛生や労働者の権利のためにはたらいて弾圧を受けた沈夢雨
https://ch.nicovideo.jp/magosaki/blomaga/ar1960400/8
のような人がわたしが連帯すべき人だ。

米国のオッサンも沈夢雨も、わたしとは違う政治思想、人生哲学をもっているだろう。しかし、各国の地域性のなかで、ふつうの人々がふつうに生きて豊かになっていけることこそが大事だという点で、たぶん一致できるとわたしには思え、そこに共感するのだ。

日本にも、米国にも、中国にも、いろんな考え方のひとびとがいて、それぞれ大きく数個の潮流に分類できるのであろう。そういうなかで、「中国は」、「米国は」、などという言い方でものごとを語ることは、そう語るしかない場合もあるが、不適切なことも多いのかもしれない。さしあたって、「中国はなにもしないよラララララ」は、その人の底意を斟酌するなら、「中国共産党はなにもしないよラララララ」にあらためるべきだろう。

No.7 49ヶ月前
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