りゃん のコメント

さて、セネカは略歴くらいしか知りませんが、「怒り」については、
ごくごくふつうの一般人である自分も、社会人二年生くらいになるまでには、そこそこの考察ができあがったとおもいます。

そのなかで、自分が「怒り」について最大の特徴だとおもうのは、持続性がないことですね。
時間がたつと、「怒り」そのものではなく、たいていは類縁だがもう少し濁ってヘナヘナした、「恨み」のような感情になる。

韓国北朝鮮をみていると、中華帝国にさんざんいたぶられて、すさまじい「怒り」を歴史的に感じているはずなんですが、
いざ対峙するとヘナヘナとなって、中華帝国の浸透を許し、チャイナ肺炎も大流行する(なんで突然チャイナ肺炎とおもうかもしれませんが、すぐにわかります)。
「怒り」だけでは、「怒り」をおこさせる対象に対して対峙できないわけですね。

チャイナ肺炎をアジアでいちばん防いでいるのは、たぶんベトナムだとおもうんですが、かれらも千年にわたって中華帝国になぶられているわけです。
「怒り」もすさまじいものだとおもうけど、彼らの場合、それが濁ったヘナヘナとしたものにかわらず、ある種の「覚悟」になるわけです。
その「覚悟」の結果は、宿敵であった米国とも友好国にまでなってしまう。

日本の親中派はチャイナ肺炎対策について安倍政権への攻撃はするけれど、1月段階で中国人を日本に多数いれたことについては、決して批判しない。くちにもしない。
もうあからさますぎて笑いたくなるほどです。

しかし、中国人を1月段階で追い出したのがベトナムなわけですね。
同様な国がもうひとつあり、台湾です。やはり、チャイナ肺炎を防いでいる。
こういうところに「覚悟」があらわれているとおもいます。

No.15 45ヶ月前

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