報道の自由の崩壊―朝鮮戦争とレッドパージ ①日経新聞「報道界の赤色分子解雇」と報道。報道関係者一〇四人も解雇されているのです。
朝鮮戦争の勃発とともに、警察予備隊が作られ、これは国会審議を経ての法律でなく、内閣が自分で出せる政令で決めました。日本国憲法の根幹、「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である」が侵されました。
そして、「民主主義」「自由主義」の要、報道の自由も侵されます。具体的な条文を見ます。第一九条【思想及び良心の自由】思想及び良心の自由は、これを侵してはならない、第二一条【集会・結社・表現の自由、通信の秘密】1 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。。
朝鮮戦争が始まったのは1950年6月25日。そして7月29日日経新聞三面は次の出しで報道します。
「報道界の赤色分子解雇」この中で、各報道機関の解雇者数を次のように報じます。朝日七二
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『朝鮮戦争の正体』(7月1日発売⑦)ピカソが朝鮮戦争の絵を描いたの御存じですか。ゴヤの「1808年5月3日」、マネ『皇帝マキシミリアンの処刑』的。戦争のゲルニカは代表作。「朝鮮の虐殺」は米軍の虐殺に触発された絵とされてる。知られないようにしたのです。
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自動車企業生産落ち込み。「自動車8社の5月国内生産台数が61%減」トヨタ国内生産は57.0%減少の12万2744台(世界生産54.4%減)。その大きな余波が、国内の化学・化学繊維メーカーに。車1台当たりの樹脂使用量は百KG。4月粗鋼生産量前年同月比23.5%減
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憲法殺すにゃ刃物はいらぬ「マ書簡」の一つもあればよい━これが今もなお日本の実態ということだ。それが「レッドパージの今日的意味」だ。「赤色」であろうがなかろうが、日本では ひとたび異端分子と見做された日には「話せばわかる」「問答無用、撃て!」である。会社等なら せいぜい「イヤなら、辞める自由はあるよ」だろう。この国自体がカルト色を帯びている経緯を知る思いがする。健康な身体を侵したウイルスの感染経路、発生源を突き止めたということだ。ならば、遅きに失した今からでも「治療/予防」策に英知を結集するのが当然だが、今後も恐らく放ったらかしのままだろう。