中国とインドの国境線インフラ整備問題である。 ①.中国とインドの間に世界有数の長さ約3,500kmを誇る国境線が存在しているが、多くの国境線が未確定である。 ②.インドは国境線を確定させるため国境付近のインフラ整備(道路や橋)している。 ③.中国のインフラ整備は軍事的要素が強く、軍事利用可能なトンネルの建設や戦闘機を配備できるガリ空港の整備などインド側からすれば見過ごせる問題ではない。 ガリ空港は軍民共用で使用されており、中国空軍のJ-11もしくはJ-16が4機配備されているのが、衛星写真で確認されている。 解決策として、空軍機4機を撤退させることをインドは要求しているが、交換条件として中国は、インドが国境付近のインフラ整備をやめることを要求している。 3,500kmの国境線、しかも未確定な国境が多くあるという。中国の立場になると内陸・海の国境線・領海線というようにとてつもない線引きは、たとえ線引きしても、軍事的には解決しない。軍事・政治的圧力で解決しようとしても、力では解決しない。中国は、話し合いによる平和的か解決を目指さない限り、いつもどこかで紛争があると心配ばかりしていなければならないことになる。力の外交は止めるべきでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
中国とインドの国境線インフラ整備問題である。
①.中国とインドの間に世界有数の長さ約3,500kmを誇る国境線が存在しているが、多くの国境線が未確定である。
②.インドは国境線を確定させるため国境付近のインフラ整備(道路や橋)している。
③.中国のインフラ整備は軍事的要素が強く、軍事利用可能なトンネルの建設や戦闘機を配備できるガリ空港の整備などインド側からすれば見過ごせる問題ではない。
ガリ空港は軍民共用で使用されており、中国空軍のJ-11もしくはJ-16が4機配備されているのが、衛星写真で確認されている。
解決策として、空軍機4機を撤退させることをインドは要求しているが、交換条件として中国は、インドが国境付近のインフラ整備をやめることを要求している。
3,500kmの国境線、しかも未確定な国境が多くあるという。中国の立場になると内陸・海の国境線・領海線というようにとてつもない線引きは、たとえ線引きしても、軍事的には解決しない。軍事・政治的圧力で解決しようとしても、力では解決しない。中国は、話し合いによる平和的か解決を目指さない限り、いつもどこかで紛争があると心配ばかりしていなければならないことになる。力の外交は止めるべきでしょう。