tako2008 のコメント

現代は情報戦だ。国際問題一つとっても「中国のプロパガンダ」
と「欧米のプロパガンダ」の区別と見極めが非常に難しい。

新型コロナの人工兵器説や研究所流出説など、何ヶ月も前から
科学的に否定されてることを、デマを含めて本気で信じてしまう
人の多さに困惑している。

人は嘘をつく。米国も中国も嘘をつく。科学は嘘をつかない。

今の風潮は、客観的事実を述べても「中国擁護」と受け止められ
かねないため非常に厄介だ。私はここで「世界情勢を見誤るな」
と下記を忠告したい。

<香港問題について>

2019年の議会議員選挙は、小選挙区制のため民主派の議席数
が圧勝しただけで、実際の得票数は6対4(未満)である。

もし、香港人の半数近くが国家安全法を支持しているのなら、
外国が口を出したり、干渉すべきではない。逆に、反対派が
圧倒的に多数であるのなら、中国に忠告した方が良い。

メディアによって調査結果が異なる。実態が分からない。

香港、52%が香港版国家安全法を支持:
https://www.digima-news.com/20200530_58728

香港、中国による立法64%反対:
https://www.tokyo-np.co.jp/article/32617

補足しておくと、欧米がかつて「民主の女神」と呼んで
もてはやしたアウンサン・スーチーは、今は批判の的だ。
欧米の身勝手さと胡散臭さを感じる。

アムネスティ、スーチー氏の賞を取り消し:
https://www.bbc.com/japanese/46190041

<ウィグル問題について>

いつも不思議に思うのは、宗教問題に敏感なはずの中東諸国が、
なぜかこの問題に批判的でないということだ。

ウイグル問題、中国支持派は過半数の54カ国:
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/191030/mcb1910301437023-n1.htm

収容所問題は、イスラム過激派に走らないための措置にも思える。
フセイン時代のイラクでは、過激派を武力弾圧という形で押さえ
込んでいた。中東諸国は、過激派に対しては抑圧的な政策をとら
なければ抑えられない実情を知っている為、思想教育という政策
が穏健(中東に比べれば人道的)に見えるのかもしれない。

<南シナ海問題について>

これについては過去に調査した。ここでも報道されていない事実を
拾い上げた。中国だけが一方的に悪いと断定できる問題ではない。

孫崎先生とは全ての考えが一致するわけではないが、批判や誹謗中傷
を覚悟で持論を発信する勇気は今も尊敬しています。

No.5 53ヶ月前

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