かつて観た映画の台詞、「真実には敵が多い。嘘には味方が多い」━今の世の中も全くその通りだ。 一方、映画は2000年にボリビアで実際に起きた「水戦争」を扱った「雨さえも」(スペイン制作)で、外資と通じている支配層側と一般大衆が余りに不平等なボリビアの格差社会を浮き彫りにしており、その実態を告発する良い内容だった━そう思ったが、甘かった。 この映画はスペイン等では称賛されるも、ボリビアでは国内制作の「鳥の歌」(1995年)を盗作した疑い濃厚として厳しい批判に晒されたそうで、そこでは盗作云々よりも「所詮は『上から目線』の捉え方で、ボリビアの一般大衆側に立った捉え方ではない」━これが一番の問題だったようだ。 ぼんやりした人々に対して9割本当の事を言って騙す詐欺的手法にも よくよく注意せねばならない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18471112)
かつて観た映画の台詞、「真実には敵が多い。嘘には味方が多い」━今の世の中も全くその通りだ。
一方、映画は2000年にボリビアで実際に起きた「水戦争」を扱った「雨さえも」(スペイン制作)で、外資と通じている支配層側と一般大衆が余りに不平等なボリビアの格差社会を浮き彫りにしており、その実態を告発する良い内容だった━そう思ったが、甘かった。
この映画はスペイン等では称賛されるも、ボリビアでは国内制作の「鳥の歌」(1995年)を盗作した疑い濃厚として厳しい批判に晒されたそうで、そこでは盗作云々よりも「所詮は『上から目線』の捉え方で、ボリビアの一般大衆側に立った捉え方ではない」━これが一番の問題だったようだ。
ぼんやりした人々に対して9割本当の事を言って騙す詐欺的手法にも よくよく注意せねばならない。