1949年に蒋介石を台湾に追い出した。直後、毛沢東は上海で革命成功を宣言している。そして、翌年に朝鮮戦争が勃発した、毛沢東は米軍が半島から中国を侵略すると考えたに違いない。 毛沢東は蒋介石贔屓のスターリンを心底嫌っていた。勿論、蒋介石を支援し続けた米国も敵だった。林彪が司令官を辞退したのは、林彪にとっては不幸だった。林彪の米軍との戦いにしり込みする態度から毛沢東が林彪はスターリン或いは米軍側に通じていると見るかも知れないと推測することも林彪程度の頭では出来なかったのだろう。実際にどうだったかは分からないが、そういうものだと私は思う。 以上のように考えると、岸信介と東条の関係に私の憶測は及ぶ。岸信介は米国有力筋と日本の大陸侵略当初から実に近いのだ。岸信介は軍人ではないが、対米戦争が始まったときから、林彪みたいに腰が引けていたのではないか。幸いしたのは、岸が文官だったことだ。戦後すぐに岸は占領軍に貢献している。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
1949年に蒋介石を台湾に追い出した。直後、毛沢東は上海で革命成功を宣言している。そして、翌年に朝鮮戦争が勃発した、毛沢東は米軍が半島から中国を侵略すると考えたに違いない。
毛沢東は蒋介石贔屓のスターリンを心底嫌っていた。勿論、蒋介石を支援し続けた米国も敵だった。林彪が司令官を辞退したのは、林彪にとっては不幸だった。林彪の米軍との戦いにしり込みする態度から毛沢東が林彪はスターリン或いは米軍側に通じていると見るかも知れないと推測することも林彪程度の頭では出来なかったのだろう。実際にどうだったかは分からないが、そういうものだと私は思う。
以上のように考えると、岸信介と東条の関係に私の憶測は及ぶ。岸信介は米国有力筋と日本の大陸侵略当初から実に近いのだ。岸信介は軍人ではないが、対米戦争が始まったときから、林彪みたいに腰が引けていたのではないか。幸いしたのは、岸が文官だったことだ。戦後すぐに岸は占領軍に貢献している。