p_f のコメント

“「アビガン」のジェネリック、ロシアが新型コロナ薬として暫定承認”(2020/6/1付 ブルームバーグ)のニュースがあった。

同内容を伝えるロシアのスプートニクでは-

“ロシア直接投資基金(RDIF)は「アビファビルは...コロナウイルス増殖メカニズムを阻害することが確認されている。本剤は2014年から日本で重症型インフルエンザ治療薬として使用されており、十分に研究されている」と発表した。”

“キリル・ドミトリエフRDIF総裁は「アビファビル(アビガンのジェネリック)はロシアで抗コロナウイルス薬として承認された第1号というだけではなく、世界で最も有望なCOVID-19治療薬となるだろう...」と説明した。”

しかし、日本のマスコミは何処も報じていないようだ。報じれば「なんで本家の日本では承認されないんだ?! 屁理屈こきまくって承認引き延ばすのはイイ加減にヤメロ!人殺し!」となるからだ。

一方では、

“米ギリアドの「レムデシビル」 治験の効果、限定的”(2020/6/2付 日経)が出ており、

“5日間投与した患者グループには、投与しなかった患者に比べ短期間で症状改善などが見られたものの、効果はいずれも限定的だったという。”

“レムデシビルを投与した患者のグループは、無投与グループに比べて症状が悪化した人数や死亡者が少なかった。ただ、症状の改善度合いを比較した場合、無投与と比べた差は限定的だった。レムデシビルを10日間投与した患者グループと5日間投与のグループでは、治療効果に大きな差が見られなかった。”

”発表を受け同社の株価は一時、先週末終値比で4%超下げた。”

こんな似非薬を速攻で特例承認してしまう情けない日本。

「ロシアは主権を持った独立国であり、それにはリスクが伴いますが、同時に大きな強みもあります。何故なら、本当に主権を行使できる国はほんの一握りしかなく、他の国は『同盟国の義務』という重荷を負わされるからです。現に、そうした国は自らの意思で自らの主権を制限しています」(プーチン大統領)

アビガンがこの言葉を裏付けた格好だが、実はこの薬に強い副作用があることも思い知らされた-

アビガンに
偽善を暴く
副作用

No.1 54ヶ月前

このコメントは以下の記事についています

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

孫崎享チャンネル

孫崎享チャンネル

月額
¥110  (税込)
このチャンネルの詳細