フレデイ タン のコメント

なるほど、そういうことですか。日本人が朝鮮半島の非核化を考える意味でも、「朝鮮戦争の正体」を読まねばならないですね。

ソ連は朝鮮半島を諦めていたのですね。そりゃそうでしょう。ドイツの凄い侵略を食い止め、反撃しドイツを陥落させたのですから。でも、勝っても、足一本、手一本をもぎ取られた不随の状態にあったのでしょう。米国に負けた当時の日本と同じような窮状にあったと私は思います。満州の奥地のゲリラ戦しか知らない、ソ連の窮状を知る由も無い金日成は当然米国の機構軍の怖さを知らない。

ソ連は朝鮮半島を諦めていたのでしょう。しかし、金という若者の鼻息は尊重せねばならない。「自分らでやるならやってみよ」ということでしょう。一方、李承晩も野心満々の反共主義者、民族を束ねる才能は無いが、米国を引きずり込むタクテイックは平均以上。彼は金日成に米軍をぶつける、そう考えていたでしょう。今の香港人の発想です。北京にポンペオとトランプをぶつける。1840年代の香港島人も大英帝国を清朝にぶつけて成功しているのですから。

トルーマンが「共産主義者が米国の沿岸諸国を蹂躙する」と考えたのは、オーバーではない。蒋介石は台湾に逃れて、いずれは台湾も日本も失うと恐れたのだろう。

ただ、ソ連のバックアップ無く、北朝鮮が釜山まで一気に押し寄せて来たのはトルーマンの想定外ではないだろうか。フロントラインが伸びると弱くなるというのは、戦いに常識。マッカーサーはプロ。最初からそう考えていたと考えるが順当だと思います。米軍は北朝鮮が伸び切ったところですかさずインチョンに海兵隊を上陸させ北朝鮮を粉砕した。当時、福岡の板付けから毎日新鋭のセーバージェットが10機20機と編隊を組んで玄界灘を超えて半島を爆撃した。第二次大戦後の不況の日本と米国にカンフルとなったのです。

安倍ファンは歴史を見つめないということでアジアでは有名。でも、今からでも遅くない。孫崎先生のこの本を読んで知見を開くべきべきです。それだけでもアジアから尊敬される。

No.3 54ヶ月前

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