もうすぐWHOの年次総会が開かれる。その場で、世界中の人々が、台湾のチャイナ肺炎防疫についての公衆衛生学的経験を聞きたがっている。つまり、台湾の科学について知りたがっている。 いかにして大陸の中国人から距離をおいたか。いかにして国内での流行を防いだか。現在のところ、世界で最もチャイナ肺炎の防疫に成功している国はまちがいなく台湾であり、中国や韓国のようなフェイクで成功感をかもしだしている国々とは違うことを、世界中が知っている。 ところが、台湾の参加に反対を唱えている国がある。ほかならぬ中国だ。 中国では、あらゆることの上位に政治がある。今回チャイナ肺炎が蔓延したきっかけにも、武漢における権力闘争があったことは、多くの人々の知るところになっている。 さて、そういう国が、科学でトップをとれるだろうか?これは哲学的な問いでもあるが、具体的にいえば、核兵器開発にかかわりつつも最終的には核兵器に反対したアインシュタインのような科学者が中国に出てくるかどうかという問いでもある。いや、もう出てきているが、ひたすら中国政府に弾圧されているのかもしれない。 というようなことにまったく思考が向かない劣化サヨクをみていると、まことにノー天気なものだなあと、おもう。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
もうすぐWHOの年次総会が開かれる。その場で、世界中の人々が、台湾のチャイナ肺炎防疫についての公衆衛生学的経験を聞きたがっている。つまり、台湾の科学について知りたがっている。
いかにして大陸の中国人から距離をおいたか。いかにして国内での流行を防いだか。現在のところ、世界で最もチャイナ肺炎の防疫に成功している国はまちがいなく台湾であり、中国や韓国のようなフェイクで成功感をかもしだしている国々とは違うことを、世界中が知っている。
ところが、台湾の参加に反対を唱えている国がある。ほかならぬ中国だ。
中国では、あらゆることの上位に政治がある。今回チャイナ肺炎が蔓延したきっかけにも、武漢における権力闘争があったことは、多くの人々の知るところになっている。
さて、そういう国が、科学でトップをとれるだろうか?これは哲学的な問いでもあるが、具体的にいえば、核兵器開発にかかわりつつも最終的には核兵器に反対したアインシュタインのような科学者が中国に出てくるかどうかという問いでもある。いや、もう出てきているが、ひたすら中国政府に弾圧されているのかもしれない。
というようなことにまったく思考が向かない劣化サヨクをみていると、まことにノー天気なものだなあと、おもう。