「アビガン共同開発者・白木公康氏に聞く 新型コロナとの戦い方」(2020/5/6付 日刊ゲンダイDIGITAL) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200506-00000014-nkgendai-hlth ・新型コロナウイルスはDNA型でなく、RNA型である。 ・アビガンはRNAの複製を阻止するよう作用する薬。→ コロナウイルスの増殖停止。 ・同じくRNA型のエボラにもアビガンがよく効いたとの研究報告あり。 ・こうした経緯で中国はアビガンを抗コロナ薬に選んだ。 ★中国の臨床試験: アビガン → 平均4日でウイルス消失。 他の薬 → 平均11日でウイルス消失。 日本で心配されている副作用についても「明らかな副作用も見られず安全性は高い」と報告。 ・日本の感染症の専門家: 「アビガンの有効性については判断できない」 → 少なくとも、「中国では有効性が確認されているが、わが国では判断できない」とすべき。 ★アビガンは感染した細胞内でRNAウイルスを作らせない。→ 薬剤耐性ウイルスが生まれない。 ・コロナ罹患で重症化すると、ヒトの免疫細胞がRNAウイルスを攻撃するために出す「炎症を起こす物質」が過剰分泌し、それで全身の臓器にダメージ与えてしまう━との議論があるが、そんな議論はアビガンを早期に使えば、病変も小さいので不要。(攻撃すべきRNAウイルスの発生量もたかが知れているので) ・中国は最初にアビガンの効果を認めながら、後になってアビガンを推奨した論文を引き下げたが、その後、やはり この論文のデータに問題はなく、データはそのまま再掲載された。 この経緯については、半年もすれば明らかになるだろう。 ・3月中旬、中国政府の発表:「アビガンは感染初期の患者には非常に有効だが、重症者にはそれほどの効果がない」(英国ガーディアン紙 ※日本では知られていないニュース)→ これは予想されたこと。 ★アビガンはRNAの複製を阻止する薬であるため、重症化してRNAウイルスに体が埋め尽くされた重症者に効果が限られるのは当然。→ アビガンは感染初期にこそ、より力を発揮する。 ★「なんでもかんでもアビガンを投与しろ」でなく、発症して6日以内で肺炎症状がある人に投与を検討すべき。中国のアビガン評価論文は発症後6日のケースを取り上げており、データ上、成果を出している。中国・武漢のデータには発症後12日の数字があるが、それでは明らかに遅い。 * 既に日本に大量備蓄してあったアビガン。これをクルーズ船騒ぎの頃より もっと前に、広く国内に普及させていれば、感染拡大など起きようがなかったと つくづく思います。当然、医療崩壊、経済崩壊など笑止でしょう。それを分っていながら、敢えて不作為に徹してきた安倍、小池等は万死に値するでしょう。
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「アビガン共同開発者・白木公康氏に聞く 新型コロナとの戦い方」(2020/5/6付 日刊ゲンダイDIGITAL)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200506-00000014-nkgendai-hlth
・新型コロナウイルスはDNA型でなく、RNA型である。
・アビガンはRNAの複製を阻止するよう作用する薬。→ コロナウイルスの増殖停止。
・同じくRNA型のエボラにもアビガンがよく効いたとの研究報告あり。
・こうした経緯で中国はアビガンを抗コロナ薬に選んだ。
★中国の臨床試験:
アビガン → 平均4日でウイルス消失。
他の薬 → 平均11日でウイルス消失。
日本で心配されている副作用についても「明らかな副作用も見られず安全性は高い」と報告。
・日本の感染症の専門家:
「アビガンの有効性については判断できない」
→ 少なくとも、「中国では有効性が確認されているが、わが国では判断できない」とすべき。
★アビガンは感染した細胞内でRNAウイルスを作らせない。→ 薬剤耐性ウイルスが生まれない。
・コロナ罹患で重症化すると、ヒトの免疫細胞がRNAウイルスを攻撃するために出す「炎症を起こす物質」が過剰分泌し、それで全身の臓器にダメージ与えてしまう━との議論があるが、そんな議論はアビガンを早期に使えば、病変も小さいので不要。(攻撃すべきRNAウイルスの発生量もたかが知れているので)
・中国は最初にアビガンの効果を認めながら、後になってアビガンを推奨した論文を引き下げたが、その後、やはり この論文のデータに問題はなく、データはそのまま再掲載された。
この経緯については、半年もすれば明らかになるだろう。
・3月中旬、中国政府の発表:「アビガンは感染初期の患者には非常に有効だが、重症者にはそれほどの効果がない」(英国ガーディアン紙 ※日本では知られていないニュース)→ これは予想されたこと。
★アビガンはRNAの複製を阻止する薬であるため、重症化してRNAウイルスに体が埋め尽くされた重症者に効果が限られるのは当然。→ アビガンは感染初期にこそ、より力を発揮する。
★「なんでもかんでもアビガンを投与しろ」でなく、発症して6日以内で肺炎症状がある人に投与を検討すべき。中国のアビガン評価論文は発症後6日のケースを取り上げており、データ上、成果を出している。中国・武漢のデータには発症後12日の数字があるが、それでは明らかに遅い。
*
既に日本に大量備蓄してあったアビガン。これをクルーズ船騒ぎの頃より もっと前に、広く国内に普及させていれば、感染拡大など起きようがなかったと つくづく思います。当然、医療崩壊、経済崩壊など笑止でしょう。それを分っていながら、敢えて不作為に徹してきた安倍、小池等は万死に値するでしょう。