アビガンの有効性を皆が指摘しており、当然のことである。 ただ、副作用としての妊婦・精液に入り込む避妊期間だけでなく高齢者・子供などに対する治験も完了していないことも確かである。 今一つ、皆は忘れているかもしれないが、日本が致命的な失敗をしたことも思い出してほしい。 1960年代にサリドマイド薬害という事件が起きている。サリドマイドは不眠症・妊婦のつわりに使われていた。ヨーロッパでは直ちに回収したが、日本は対応が遅れ、被害が増え、長い薬害裁判が起きた、私の頭の中に強くその時の論争が強く残っている。 レムデシビルのように重度で医者が使用する薬であれば、特例承認を与えても特別大きな薬害問題が出てくるとも思えないが、アビガンは軽症者に有効であるだけに、効果も大きいが、副作用による害も大きくなる。高齢者に大丈夫か、子供に大丈夫かなど臨床例が多く必要である。避妊など以外の一定期間内の禁止など守らなかった場合など想定しえない副作用が出た場合製造者責任でなく希望者の責任を明確にすべきでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
アビガンの有効性を皆が指摘しており、当然のことである。
ただ、副作用としての妊婦・精液に入り込む避妊期間だけでなく高齢者・子供などに対する治験も完了していないことも確かである。
今一つ、皆は忘れているかもしれないが、日本が致命的な失敗をしたことも思い出してほしい。
1960年代にサリドマイド薬害という事件が起きている。サリドマイドは不眠症・妊婦のつわりに使われていた。ヨーロッパでは直ちに回収したが、日本は対応が遅れ、被害が増え、長い薬害裁判が起きた、私の頭の中に強くその時の論争が強く残っている。
レムデシビルのように重度で医者が使用する薬であれば、特例承認を与えても特別大きな薬害問題が出てくるとも思えないが、アビガンは軽症者に有効であるだけに、効果も大きいが、副作用による害も大きくなる。高齢者に大丈夫か、子供に大丈夫かなど臨床例が多く必要である。避妊など以外の一定期間内の禁止など守らなかった場合など想定しえない副作用が出た場合製造者責任でなく希望者の責任を明確にすべきでしょう。