「首相答弁と改ざんは関係ある」 森友事件・赤木さん妻に財務省幹部が語った音声公開
「週刊文春」編集部 2020/04/08 16:00
森友学園問題をめぐる財務省の公文書改ざん事件に関連し、2018年3月7日に自ら命を絶った財務省近畿財務局の上席国有財産管理官・赤木俊夫さん(享年54)。その妻の昌子さん(仮名)に対し、財務省で当時、調査報告書を取りまとめた秘書課長が「安倍首相の答弁と改ざんは関係あった」と説明していたことが新たに判明した。昌子さんから音声の提供を受けたのは、相澤冬樹氏(大阪日日新聞記者)。音声は、財務省が調査報告書を公表した約4カ月後の2018年10月28日に録音されたもので、調査のとりまとめ役だった伊藤豊秘書課長(現・金融庁監督局審議官)と昌子さんの会話がおさめられている。
これまで改ざんが始まるターニングポイントと指摘されてきたのが、安倍首相の次の国会答弁だ。
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私が韓国のTVドラマを好んで観る理由は権力の腐敗を堂々と視聴者に暴露して見せていることです。日本のTVドラマは、その点、実に味気ない。
韓国テレビが政治腐敗を取り上げる場合、韓国検事局の上部の腐敗を駆け出しの使命感に満ちた検事が命を懸けて糾弾するケースが多い。その腐敗とは政治家と経済界のトップの不法行為を見て見ぬ振りすることでその代償として何らかの給付をいただくという図式だ。
安倍さんも麻生さんも堂々たる不法行為者ですよね。でも、検事局の上部は全く動こうとしない。日本のテレビはそのような歪んだ局面をドラマ化しようともしない。これは反民主主義ですよね。
韓国テレビのドラマの世界だと若手検事が動く。それはドラマに過ぎないが、韓国の大統領に対する牽制球にもなっている。でも、どうでしょう。日本では牙を抜かれたゴマすり検事ばかりじゃ無いでしょうか。
韓国の検察界の実際を私は知らないが、ドラマでこれだけしつこく糾弾する若手検事が描かれるから、ドラマに刺激された鼻息荒い検事がいそうではないですか。
日本の検察界が丸の内のサラリーマンみたいなゴマすり検事ばかりで埋められていれば、安倍さんも麻生さんもワッハハ、悠然たるものです。何も怖くない。やりたいほうだい。自民党員、一般国民も安倍さん、麻生さんは金ずるとしか思ってない。使い勝手の良い打ち出の小槌。こうなると日本は変わりようが無い。外部から押し寄せて来る要因が働いてくれてこの奇妙な体制が崩壊するのを待つしかない。情けないけど仕方ない。黒船の大砲を待つしかない。
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かつて『政治は三流、経済は一流』とまで言われ『ジャパンアズNo1』を支えていた官僚が、今や三流の政治屋に殺されている
(ID:30578355)
この期に及んでまだ「安倍擁護論」を唱える人が居ることに驚く。
森友再調査を求める赤木さんの奥様の署名呼びかけに、早30万人を超える賛同が集まっているのも頷ける。
佐川氏の再度の国会招致、証人喚問を求める運動にも10万人を超える署名が寄せられているとか。「刑事訴追の恐れ」を理由に答弁拒否を繰り返しただけに、その恐れがゼロになった今日、再喚問は当然のことだ。
思うに、当時捜査を行った大阪地検が関係者全員を「不起訴」処分にしたこと自体、政権への忖度以外の何物でもなかったが、その措置につき「起訴相当」の議決をしなかった検察審査会にも疑問を感ぜざるを得ない。
恐らく、意図的に不十分な記録や資料しか提出されなかった結果であろう。
新たな証拠が明らかになった今回、当時の11名の検察審査員の中から、改めて名乗りをあげ異議を唱える方が出てきてくれることを期待したいと思うが、いかがなものであろうか。