チャイナ肺炎のPCR法検査(以下、検査と略)についてこのところCHANGEさんが精度を問題にしていますが、そのとおりです。しばらく前から言われていたことで、わたしもしばらく前に、false positive / false negative という用語を使って説明しました。 検査は検査にしか過ぎません。検査したら自動的に病気が治るわけでも流行がおさまるわけでもありません。しかも検査は費用もかかるうえに、人材的・施設的にも限られた資源です。そこで、検査をいかに戦略的に有効に使うか、ということが問題になり、2月17日に厚労省は「国民の皆様へのメッセージ」のなかで ( https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09571.html の下の方) 一定の症状のある者を「帰国者・接触者相談センター」でひろいあげる方針を出しました。軽症者は検査しない方針ですね。これには(もう詳しくは説明しませんが)合理性があるのです。 ところが、一定の症状のある者への検査も、当初は方針だけあって現場では実際上検査が殆どできなかった。知り合いの医者に聞くと、当初はセンターに電話もつながらなかったといいます。今になってようやく、保険適用もされ、ようやくこの2月17日ごろの方針が現実にスムースに実行できるようになりそうな様子ですね。 「検査されていない」というとき、「軽症者あるいは無症状者への検査」と「一定の症状のある者への検査」のふたつを区別すべきだとおもいます。
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
チャイナ肺炎のPCR法検査(以下、検査と略)についてこのところCHANGEさんが精度を問題にしていますが、そのとおりです。しばらく前から言われていたことで、わたしもしばらく前に、false positive / false negative という用語を使って説明しました。
検査は検査にしか過ぎません。検査したら自動的に病気が治るわけでも流行がおさまるわけでもありません。しかも検査は費用もかかるうえに、人材的・施設的にも限られた資源です。そこで、検査をいかに戦略的に有効に使うか、ということが問題になり、2月17日に厚労省は「国民の皆様へのメッセージ」のなかで
( https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09571.html の下の方)
一定の症状のある者を「帰国者・接触者相談センター」でひろいあげる方針を出しました。軽症者は検査しない方針ですね。これには(もう詳しくは説明しませんが)合理性があるのです。
ところが、一定の症状のある者への検査も、当初は方針だけあって現場では実際上検査が殆どできなかった。知り合いの医者に聞くと、当初はセンターに電話もつながらなかったといいます。今になってようやく、保険適用もされ、ようやくこの2月17日ごろの方針が現実にスムースに実行できるようになりそうな様子ですね。
「検査されていない」というとき、「軽症者あるいは無症状者への検査」と「一定の症状のある者への検査」のふたつを区別すべきだとおもいます。