孫崎先生がおっしゃる通り今回の自衛隊派遣は「実質的有志連合への参加」であることは明白だ。 イランと米国の戦いは、米国期待のイランの反撃がなされなくなっているから、事実上の休戦状態になっている。理由は米国に核戦争をも視野に入れた恫喝ポリシーがあって、それを懸念したプーチンと習近平がイランに自制を求めたからだ。核を持ったやくざにはかなわないということだ。 よくよく考えれば、中東への石油依存は日本と同様に中国、韓国にも深刻な問題である。石油輸送の安全確保なら米国でなく中国と韓国と協力してあたるのが筋だろう。それが何故出来ないのか?これの真面目な分析的説明がメデイアによって国民に伝わらない。それが問題である。元々分析的でない国民だから、益々訳が分からなくなって、嫌中、嫌韓が盛りを得てくる。 米国は今回イランからあの日本のパールハーバー的反撃を期待した。しかし、イランは周囲のサジェスチョンを受け入れ朝鮮と同じく自制している。このようなことになると米国が得意とする偽旗作戦も使えない。そういう事情も手伝って中東に於ける戦争は、イラク戦争で始まったが、アフガニスタンと同じく泥沼状態だ。両地域からいつ撤退するかが米国に突き付けられた宿題だろう。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
孫崎先生がおっしゃる通り今回の自衛隊派遣は「実質的有志連合への参加」であることは明白だ。
イランと米国の戦いは、米国期待のイランの反撃がなされなくなっているから、事実上の休戦状態になっている。理由は米国に核戦争をも視野に入れた恫喝ポリシーがあって、それを懸念したプーチンと習近平がイランに自制を求めたからだ。核を持ったやくざにはかなわないということだ。
よくよく考えれば、中東への石油依存は日本と同様に中国、韓国にも深刻な問題である。石油輸送の安全確保なら米国でなく中国と韓国と協力してあたるのが筋だろう。それが何故出来ないのか?これの真面目な分析的説明がメデイアによって国民に伝わらない。それが問題である。元々分析的でない国民だから、益々訳が分からなくなって、嫌中、嫌韓が盛りを得てくる。
米国は今回イランからあの日本のパールハーバー的反撃を期待した。しかし、イランは周囲のサジェスチョンを受け入れ朝鮮と同じく自制している。このようなことになると米国が得意とする偽旗作戦も使えない。そういう事情も手伝って中東に於ける戦争は、イラク戦争で始まったが、アフガニスタンと同じく泥沼状態だ。両地域からいつ撤退するかが米国に突き付けられた宿題だろう。