昔のヒッピーには、ヨーロッパ旅行中病気になれば、英国に入国すること、という心得があった。当時の英国は社会福祉国家で医療費は外国人にもタダだった。 サッチャーの新自由主義で福祉政策は大きく方向転換させられたが、フランスやドイツに比べて異民族にはオープンだ。中東のアラブ系の難民はイギリスを目指す。 英国の労働者階級は、次から次に中東からアラブ人が入ってくれば、労働市場は供給過剰に陥り、たまったものではない。英国の支配層は、シテイーがウオール街に陥落してから、米国の完全な衛星国家として生きて行く方がEUの構成国家よりも金儲けしやすい。 離脱は大多数で受け入れられる基盤があるのだ。EUとしては、米国の属国みたいな英国が離脱するので、ロシアと仲良くなるの速度は早まろう。何しろ、ロシアの天然ガスのパイプ供給は魅力だ。それをバネに中国との関係も強まって行こう。 離脱はユーラシアにとって結構な話ではないでしょうか。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
昔のヒッピーには、ヨーロッパ旅行中病気になれば、英国に入国すること、という心得があった。当時の英国は社会福祉国家で医療費は外国人にもタダだった。
サッチャーの新自由主義で福祉政策は大きく方向転換させられたが、フランスやドイツに比べて異民族にはオープンだ。中東のアラブ系の難民はイギリスを目指す。
英国の労働者階級は、次から次に中東からアラブ人が入ってくれば、労働市場は供給過剰に陥り、たまったものではない。英国の支配層は、シテイーがウオール街に陥落してから、米国の完全な衛星国家として生きて行く方がEUの構成国家よりも金儲けしやすい。
離脱は大多数で受け入れられる基盤があるのだ。EUとしては、米国の属国みたいな英国が離脱するので、ロシアと仲良くなるの速度は早まろう。何しろ、ロシアの天然ガスのパイプ供給は魅力だ。それをバネに中国との関係も強まって行こう。
離脱はユーラシアにとって結構な話ではないでしょうか。