フレデイ タン のコメント

徳川家康は天皇家の威光を極端に抑え幕藩体制を完成させたのです。その後、経済が発展するにつれて、幕府の威光が衰え始めました。その威光回復の為に綱吉の代になって大嘗祭を復活させたとのことです。これは公武合体の走りではないでしょうか。良いも悪いも超えて、天皇は国民を支配する為の手段として利用される機関とする考えは建国当時より変わっていないし、今後も続きましょう。

大嘗祭だけを取り外し、身の丈でやると言っても、そこに付けこむ政治勢力が別個に生まれるのは当然想定されるわけです。そこから生まれる危険はやはり無視出来ないのです。従って、今のままで良いのではないかと私は思います。問題は「桜を見る会」で明らかになったように、国費と民費が絡むと会計も不明朗になってよろしくない。どうも、儲かったのは政治家とそれを請け負ったイベント屋じゃないかと私は勘ぐっているのです。大嘗祭では多くの資材が使われ、儀式が終わったら払下げられる。是非、大嘗祭の収支報告書を国民の前に提示して貰いたいのです。資本主義自由公正国家としては最低の義務ではないでしょうか?正しい収支報告書が国民や納税者の前に提供されれば、別に問題はないのじゃないですか。

この項で忘れてならないのは唯一つ。「国民を統制する目的」は現代に於いては戦争遂行以外に無いわけですから、平和憲法と一対となる天皇制を維持することが担保される限り、大嘗祭の出費は安いものだと私は考えます。

No.1 62ヶ月前

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