change のコメント

高校時代に熟読した和辻哲郎の名前が出てきて懐かしい。

「風土」と「古寺巡礼」が特に記憶に残っている。同時代の哲学者ハイデッガー「存在と時間」に深い影響を受け、「風土」が人間性に影響を及ぼすという独自の理論を構築された。同時代には、西田幾太郎と鈴木大拙と同じ金沢の巨大な哲学者がいて、西田幾太郎が主体と客体(環境)が創造性をはぐくみ、人間の歴史を形成していくと述べられ、主客以前の意識純粋意識論を展開された。最後には絶対矛盾の自己同一(即非の論理)は、鈴木大拙の「即非の論理」と同じことを言われていたように記憶している。若き時代読書し感銘を受けた本は忘れられない。

オギュスタン・ベルク氏が、和辻哲郎だけでなくハイデッガー、西田幾太郎、鈴木大拙の影響を受けておれば、柔軟性のよるべ「日本的霊性」・「即非の論理」に行きつき、「日本人の気質・禅の道・即非の論理・柔軟性」に到達しているはずである。「会社勤めが多くなり、日本人の気質も変化するのではないか」というくだりは、我々日本人が意識することはないが、日本人=日本的霊性を本当に理解されていないとの疑問を持ちます。

No.1 60ヶ月前

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