ファーウエイのことも大切であるが、ドイツの経済状況、貿易の実態を知る必要性がある。ＧＤＰに占める輸出比率、中国依存度が国の政策を決めている。８月日経によると、４～６月のＧＤＰ０．１％３四半期ぶりマイナス成長であり、ドイツの輸出比率は47%、フランス31%、日本18%であり、極めて高い。米中貿易戦争の影響をまともに受けている。６月の前年同月比－８％の輸出実態である。特に自動車の影響は大きく、ＶＷの１～６月生産マイナス15%、輸出マイナス19%である。ちなみに日本のトヨタ、ホンダはふえている。中国と成長が一体化しており、ファーウエイに対するドイツの姿勢を明確化したのであり、米国との関係のマイナスが、将来的に十分補うとみているのでしょう。日本は、米国に反対しないが、中国にも反対しない姿勢が、安全保障面では米国に依存する姿勢を明確にをしている。