和辻哲郎の著書「風土」に強い影響を受けたというより、「風土」を「風土学」として「風土」の主体性を論じている。 物理的ないし自然的・生態学的な次元に属する「環境」を物理的である、物理的であると同時に感性的である「風土」とは根本的に異なることを強調される。 「環境」は客体として科学的に研究することができるが、「風土」」は人間の主観性をはさみ、主体と客体の間に成立する。 自然と人間が共生しなければならないが、環境の総体的荒廃は、近代の主体がその「風土性」を否定したことによって引き起こされている。 「欧米」より「米国」の自然観が強く影響している戦後の在り方に対する大きな警鐘とみる人がどれだけいるか。日本人が日本の良さを忘れているが、今一度日本を見直すべきでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
和辻哲郎の著書「風土」に強い影響を受けたというより、「風土」を「風土学」として「風土」の主体性を論じている。
物理的ないし自然的・生態学的な次元に属する「環境」を物理的である、物理的であると同時に感性的である「風土」とは根本的に異なることを強調される。
「環境」は客体として科学的に研究することができるが、「風土」」は人間の主観性をはさみ、主体と客体の間に成立する。
自然と人間が共生しなければならないが、環境の総体的荒廃は、近代の主体がその「風土性」を否定したことによって引き起こされている。
「欧米」より「米国」の自然観が強く影響している戦後の在り方に対する大きな警鐘とみる人がどれだけいるか。日本人が日本の良さを忘れているが、今一度日本を見直すべきでしょう。