フレデイ タン さんのNo.3発言 「ウオール街はこの20年米国の経済を全部中国に丸投げし、資本利益の極大化を目指した。そして成功している。その反動として米国にまともな産業も無いし職業もなくなった。云々」についてですが、 米国は(そして日本やEUもですが)中国に投資をして金利をうけとろう、知財を売りその代金をうけとろう、という経済を構想していたわけです。それが投資は自由にさせない、知財についての枠組みには乗ってこない、しかし中国からはモノは自由に米国に売らせろ、米国の研究機関にも中国人をはいらせろ、というのが今回の米中貿易摩擦の底流にあります。 その一方で、労働者を大量に雇用できる産業が米国から失われ、中産階級が没落していったというのもそのとおりですが。 良い悪いの話でははなく、事実としてそうだということです。「米国の経済を全部中国に丸投げし」というのは、投資や知財、研究開発などの経済の中での役割について、かなりかたよった見方であるとおもいます。
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
フレデイ タン さんのNo.3発言
「ウオール街はこの20年米国の経済を全部中国に丸投げし、資本利益の極大化を目指した。そして成功している。その反動として米国にまともな産業も無いし職業もなくなった。云々」についてですが、
米国は(そして日本やEUもですが)中国に投資をして金利をうけとろう、知財を売りその代金をうけとろう、という経済を構想していたわけです。それが投資は自由にさせない、知財についての枠組みには乗ってこない、しかし中国からはモノは自由に米国に売らせろ、米国の研究機関にも中国人をはいらせろ、というのが今回の米中貿易摩擦の底流にあります。
その一方で、労働者を大量に雇用できる産業が米国から失われ、中産階級が没落していったというのもそのとおりですが。
良い悪いの話でははなく、事実としてそうだということです。「米国の経済を全部中国に丸投げし」というのは、投資や知財、研究開発などの経済の中での役割について、かなりかたよった見方であるとおもいます。