孫崎享のつぶやき

「戦争しないとどうしようもない」発言で思い出したのは日露戦争時のトルストイの言葉「知識人は戦争の危険を冒さずに他人を扇動することのみに努め、不幸で愚かな兄弟、同胞を戦場に送り込んでいる。平和で勤勉な人々の間に憎悪の念を抱かせることに集中する。」

2019/05/15 08:45 投稿

コメント:6

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トルストイは1828年生まれ。1904年6月27日英国ロンドンタイムス紙に「日露戦争論」を発表した。

・・戦争(日露戦争)は又も起こった。誰にも無用で無益な困難が再来し、偽り、欺きが横行し、人類の愚かさ、残忍さを露呈。東西を隔てた人々を見るといい。一方は一切の殺生を禁ずる仏教徒で、一方は世界中は兄弟で、愛を大切にするキリスト教徒である。

・知識人が先頭に立ち人々を誘導している。知識人は戦争の危険を冒さずに他人を扇動することのみに努め、不幸で愚かな兄弟、同胞を戦場に送り込んでいる。

・(日本とロシアの)不幸な人々が数百年の間に受けた暴虐と欺瞞のために、人類、同胞同士の殺戮という世界最大の罪悪を徳行として認め、罪があることさえわからなくなった。

・(知識人は)戦争一般の認識が、残虐で無益で無意味なことについては既に認識しているのに、全てを無視することにしてしまったのだ。

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コメント

そもそも、「北方領土奪還戦争」は米国の支援を得られない
戦争だとあの国会議員は知っているのかな。

まさか自力でロシア連邦とロシア連邦と戦争をしたいのかな。
勝つことよりも戦うことに意義があると。

そうじゃないな、米国に手伝ってもらえると思っているんだろうな。
こんなバカが国会議員なんて。

No.4 67ヶ月前

>>3
確かに、北方領土奪還のために戦争する、とは馬鹿げたことだと思います。
確かに、政治家の政治的発言に免責は無い、と私も思います。実際は、首相からぺーぺーの議員まで失言があってもごまかして免責されるのが常識になっているようですが。

私はロシアは大国だからこの程度の馬鹿な駆け出しの議員の発言で態度を硬化させることは無いと思います。どこの国にも変な議員が多いし、トランプに至ってはその極致です。

そんなことより、北方領土関連で戦争という言葉を使用したことに日本の政治家が与野党共に大騒動している。何故、こんな馬鹿な一介の駆け出しのぺーペーの発言に反応するのか?この動きにこそ私はとても興味を持って居ます。端的に言えば、北方領土は分かった。竹島、尖閣はどうなんだよ、ということです。このように北方でやけに戦争忌避を表明したんだから、普通は尖閣、竹島も戦争忌避だと演繹される。ところが、この騒動。ちょっと変。やはり、そんな演繹は困る。だから、発言者をとことんやっつける。そういう歪みをこの騒動から感じ取っているのです。私のこういう感じ方は間違っているのかもしれませんが、臭うのです。

No.5 67ヶ月前

トルストイはソ連時代には推奨され、その影響なのか昔の日本でも推奨されたみたいですが、いまのロシアではどうなのかな。でも、いまのロシア人こそが熱心に読まなきゃならない作家なんじゃないかなという気がします。というのも、ロシアではいま、スターリンが大人気みたいなんですよ。
https://bit.ly/2HpS3A4

1991年のロシア反革命によって、ロシアは「さらにいっそう」悪くなったんじゃないでしょうか。スターリニズムをきちんと批判できさえすればですが、昔のソ連はそんな悪くない国だったとおもいます。いまは、スターリニズムがよみがえって猛威をふるっていますが、それを日本の下請けサヨクたちは、米帝国主義からの自衛のためにしょうがないと許している、という印象ですね。

いや、むしろ、反革命はあったが、スターリニズムが生き延びて成長したからいいんだ、と積極的に考えている風でもありますね。でも、革マルなんかもそうですが、日本のサヨクって大体のところもともとは(反帝国主義はもちろんですが)反スターリニズムだったんですよねえ。ま、そんなことに興味があるひとはここにはいないか(笑)。

そんな話はともかく、孫崎さんはトルストイの本を、プーチンにこそ、贈呈して読んでもらったらどうでしょうとおもいます。

No.7 67ヶ月前
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