北朝鮮の立場で物事を分析する必要性がありそうだ。北朝鮮の立場を最もよく理解しているのは、米国はともかくとして、トランプ大統領ではないか。 北朝鮮の国際社会、特に米国に求めることは、 ①金正恩体制の継続である。 ②西側経済圏で経済活動ができることである。 ③近接する中国の侵略を防がなければならない。 核兵器は、表面上は、米国に対して行動しているが、北朝鮮が一番心配しているのは、中国の侵略であり、ウイグル、チベット自治区の実態を知れば、中国に対する常時防護体制は欠かせない。 北朝鮮の希望は、米国にとって障害になるものはなく、核保有国として認めても何ら支障がない。問題は、近隣国、中国、韓国、日本の了解をどのようにして得ていくかでしょう。一番大きな調整は、中国であり、中国が反対すれば何事もうまく進まない国際政治のアキレスけんが北朝鮮に色濃く出ているとみるべきでしょう。 中国習近平主席の広大なユーラシア大陸支配覇権国家を目指す国家構想の中で、北朝鮮を核保有国、金正恩独裁体制を認められるかにかかっている。中国が認めなければ、米国経済圏で活動しようとすれば、軍部の問題があるが、米国の内政干渉を受け入れていかなければならない。第2回目の首脳会談が方向性を決めることになる可能性もあるのではないか。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
北朝鮮の立場で物事を分析する必要性がありそうだ。北朝鮮の立場を最もよく理解しているのは、米国はともかくとして、トランプ大統領ではないか。
北朝鮮の国際社会、特に米国に求めることは、
①金正恩体制の継続である。
②西側経済圏で経済活動ができることである。
③近接する中国の侵略を防がなければならない。
核兵器は、表面上は、米国に対して行動しているが、北朝鮮が一番心配しているのは、中国の侵略であり、ウイグル、チベット自治区の実態を知れば、中国に対する常時防護体制は欠かせない。
北朝鮮の希望は、米国にとって障害になるものはなく、核保有国として認めても何ら支障がない。問題は、近隣国、中国、韓国、日本の了解をどのようにして得ていくかでしょう。一番大きな調整は、中国であり、中国が反対すれば何事もうまく進まない国際政治のアキレスけんが北朝鮮に色濃く出ているとみるべきでしょう。
中国習近平主席の広大なユーラシア大陸支配覇権国家を目指す国家構想の中で、北朝鮮を核保有国、金正恩独裁体制を認められるかにかかっている。中国が認めなければ、米国経済圏で活動しようとすれば、軍部の問題があるが、米国の内政干渉を受け入れていかなければならない。第2回目の首脳会談が方向性を決めることになる可能性もあるのではないか。