安倍首相は平和条約を締結し、歯舞色丹の引き取りを計っている。ただ、それで終わりでなく、どうするかで、「歯舞色丹先行論」と「歯舞色丹+α論」がある。

 これは同じ様で、理念的には真逆である。

 「歯舞色丹先行論」は後に国後択捉の入手を意図。

 「歯舞色丹+α論」は本質的には、領土主張をやめ、ロシアの主権を認めたうえで、経済協力、ビザなし交流、文化交流を行い、友好関係を促進し、緊張を低めることを意図する。

 14日モスクワでの日ロ外相会談後のラブロフ外相の記者会見においては、日本では国後・択捉に対する強硬発言が報道されたが、

▼南クリル諸島での共同経済活動は、ほとんど成果があがっていないという点についても話し合った。結果を出すよう今後も話し合っていくことで一致した。

▼投資環境の自由化、ビザの問題についても話し合った。ロシアは、サハリンと北海道との間のビザなしでの行