大統領選における公約②外国からの軍隊撤退ということにおいて整合性があり、歓迎されるものでしょう。ただ、実態を見ての判断とは言えない。 サウジ記者が、トルコで殺害され、トルコ エルドアン大統領のサウジ批判は激しかった。外交は裏取引があり、トランプ大統領とエルドアン大統領間で、シリア撤退とサウジ皇太子問題がバーター取引された懸念を否定できない。シリア問題は現場では様々な展開を予想し、さまざまな対応が議論されている最中の突然の「シリア撤退」であり、独断的判断と批判されても致し方ない。 今までシリア内戦で、米国に全面的協力をしてきたクルド人を見放してよいということは、米国の立場として絶対にできないことでしょう。そんなことをすれば、米国に協力するところがなくなるのです。シリアから米軍が撤退することは歓迎であるが、関係者の納得なしに独断的に進めることは、好ましくなく、トランプ大統領が当たり前の判断に切り替えたとみるべきでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
大統領選における公約②外国からの軍隊撤退ということにおいて整合性があり、歓迎されるものでしょう。ただ、実態を見ての判断とは言えない。
サウジ記者が、トルコで殺害され、トルコ エルドアン大統領のサウジ批判は激しかった。外交は裏取引があり、トランプ大統領とエルドアン大統領間で、シリア撤退とサウジ皇太子問題がバーター取引された懸念を否定できない。シリア問題は現場では様々な展開を予想し、さまざまな対応が議論されている最中の突然の「シリア撤退」であり、独断的判断と批判されても致し方ない。
今までシリア内戦で、米国に全面的協力をしてきたクルド人を見放してよいということは、米国の立場として絶対にできないことでしょう。そんなことをすれば、米国に協力するところがなくなるのです。シリアから米軍が撤退することは歓迎であるが、関係者の納得なしに独断的に進めることは、好ましくなく、トランプ大統領が当たり前の判断に切り替えたとみるべきでしょう。