米国、EU,ロシア、日本にとっての中国の脅威は、いろいろあげられるのでしょうが、大きい問題点を列記してみる。 ①AIIB融資による「一帯一路」覇権主義 返済能力を見極めて融資するのでなく、施政権を獲得しようとした植民地主義の一種とみなせる。 兵器や兵器部品を供給し続けたドイツが中国の「一帯一路」を警戒し、EU28か国中,駐中国大使27名が「一帯一路」を強烈に批判する報告書を作成した。 ②「中国製造2025」は外国企業に対する技術移転の強要、知的財産権の侵害でしかない。 米国と密接な国が中国と一定の距離を置き始めた中で、安倍首相が中国に接近している状況は、外交的逆行の選択であり、現在の米中貿易戦争の飛び火どころか、米国の対立国が、日本に向けられる可能性が否定できない。 安倍首相の八方美人的外交は、最後には、裏切られる結果を招くのでしょう。制裁を受けている国と仲良くしたり、貿易戦争をしている国と仲良くしたり、普通の感覚では理解できない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
米国、EU,ロシア、日本にとっての中国の脅威は、いろいろあげられるのでしょうが、大きい問題点を列記してみる。
①AIIB融資による「一帯一路」覇権主義 返済能力を見極めて融資するのでなく、施政権を獲得しようとした植民地主義の一種とみなせる。
兵器や兵器部品を供給し続けたドイツが中国の「一帯一路」を警戒し、EU28か国中,駐中国大使27名が「一帯一路」を強烈に批判する報告書を作成した。
②「中国製造2025」は外国企業に対する技術移転の強要、知的財産権の侵害でしかない。
米国と密接な国が中国と一定の距離を置き始めた中で、安倍首相が中国に接近している状況は、外交的逆行の選択であり、現在の米中貿易戦争の飛び火どころか、米国の対立国が、日本に向けられる可能性が否定できない。
安倍首相の八方美人的外交は、最後には、裏切られる結果を招くのでしょう。制裁を受けている国と仲良くしたり、貿易戦争をしている国と仲良くしたり、普通の感覚では理解できない。