フレデイ タン のコメント

トランプの対中強硬策は戦争の一つの形と言えよう。1940年に米国が対日経済制裁を断行したが、これと似たようなものと言えよう。何年か前にオバマが対露経済制裁を断行したが、これも戦争の一形態である。

ファーウエイについての米国の神経の尖らせ方は邪悪な気持ちで一杯の米国の支配層の脅迫観念から出て来るものであろう。米国の支配層は全世界を盗聴している。平和主義者、リベラル、反米国家、日本みたいな属国をも盗聴し、謀反を起こしそうな分子を暗殺、拉致することを平気で行っている。ところがここに至って、アサンジ、スノーデンといった剛の者が米国内部告発を促し、米国の邪悪な陰謀を明らかにした。米国のインチキがばればれになったのだ。そこに、ファーウエイが勢いを増して来て、きっと自分らと同じ陰謀を持って居るに違いないと勘違いすることは仕方ないのか。米国の支配層は理性を喪失し、病んでいる。

プーチンと一定の親密度を表明することにより、あの偉大だったケネデイーと似通った政策に打って出て、米ネオコンを怒らした。中国への異常な攻勢は米国の支配的理念であるネオコン(戦争屋)への忖度から来るものだろう。副大統領のペンスはこちこちの戦争屋でキリスト教原理主義者でシオニストでもある。第三次世界大戦も辞せずという、日本で言えば、東条みたいな男である。私にはペンスはケネデイー大統領時のジョンソン副大統領みたいな男として映っている。

それらに対する習近平にはプーチンが控えている。これら二人は米国に屈することは無いだろう。ロシアは音速の20倍で飛行するグライダー型ミサイルを開発した。プーチンは2019年から実戦配備することを発表した。第一次、第二次大戦はヨーロッパと極東が戦場となったが、第三次大戦は北米が戦場になるとプーチンは婉曲に示唆している。

米国も日本もユーラシ大陸との戦争はFEASIBLEでないことを可及的速やかに認識し、植民地主義を放棄し、国連の精神に戻るべきだ。

No.3 65ヶ月前

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