米国で最も強い権力を保持している存在はウオール街だ。別名、世界の資本市場。この資本市場は資本利益率を唯一のメルクマールとしている。 GMの経営者たりともウオール街の意向に反することは絶対に出来ない。米大統領であっても絶対に出来ない。それが出来た人が、私は何度も言うが、米国憲政史上、ただ一人、フランクリン・ルーズベルトだったのではなかろうか。その立派な彼も、残念ながら、任期前に不審死に見舞われた。後を継いだのが日本でも有名な戦争キチガイのトルーマンだった。 トランプの「MAKE AMERICA STRONG AGAIN」はウオール街の志向する方向とは真逆。トランプの産業振興への憧憬は単なる憧憬に終わるに違いない。トランプが認識しているかどうかは定かでないが、米国の深刻な病根であるデイープステイト(ウオール街、FRB,世銀、米国軍、CIA,大農場、麻薬業者等が独自の権力を誇っている状況)にメスを入れない限り米国がまともな国作りに成功するとはとても考えられない。そういう問題意識を持った米人は社会主義者というレッテルを貼られて追放されるのだ。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
米国で最も強い権力を保持している存在はウオール街だ。別名、世界の資本市場。この資本市場は資本利益率を唯一のメルクマールとしている。
GMの経営者たりともウオール街の意向に反することは絶対に出来ない。米大統領であっても絶対に出来ない。それが出来た人が、私は何度も言うが、米国憲政史上、ただ一人、フランクリン・ルーズベルトだったのではなかろうか。その立派な彼も、残念ながら、任期前に不審死に見舞われた。後を継いだのが日本でも有名な戦争キチガイのトルーマンだった。
トランプの「MAKE AMERICA STRONG AGAIN」はウオール街の志向する方向とは真逆。トランプの産業振興への憧憬は単なる憧憬に終わるに違いない。トランプが認識しているかどうかは定かでないが、米国の深刻な病根であるデイープステイト(ウオール街、FRB,世銀、米国軍、CIA,大農場、麻薬業者等が独自の権力を誇っている状況)にメスを入れない限り米国がまともな国作りに成功するとはとても考えられない。そういう問題意識を持った米人は社会主義者というレッテルを貼られて追放されるのだ。