日本は本来「家族主義社会」、「社会主義社会」であったとみなすべきでしょう。 大きな社会的転換は、高度経済成長を遂げ、日本は我が世の春を謳歌し、我々の気持ちが、互譲精神に富んだ精神文化から、我欲的物質文化に徐々に変質傾斜したことである。バブル崩壊後は、日本の方向付けができず、国民の不安が増し、お金万能が蔓延し、消費を抑え生活防衛し始め、預貯金に精出している。消費が増えるわけがないのです。 米国従属の中で、日本人としての矜持、精神的支柱が崩壊しており、「平和と戦争」は、「平和」と「戦争」が共存の中で成り立つという考え方を放棄し、「平和」の一点にのみ凝り固まっている。他国に干渉されない国土防衛を確保しなければ、歴史的に見ても「平和」が独立して確保できるものではないということが分からず、米国に政治的に押さえつけられながら、「平和憲法」にしがみついていては、対立した社会構造の中にあることが分からないため、日本の将来は見えてこない。閉塞感が漂っているだけである。米国の目的が成功しているともいえるのです。 従属意識が深まり、お金だけを信用する異常な社会の現出は、次にどのようなステップを踏むのであろうか。AIの本格的登場に対する確たる思想がないと、米国の次はAIが相手であり、恐ろしい人間社会が出てくるような気がします。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
日本は本来「家族主義社会」、「社会主義社会」であったとみなすべきでしょう。
大きな社会的転換は、高度経済成長を遂げ、日本は我が世の春を謳歌し、我々の気持ちが、互譲精神に富んだ精神文化から、我欲的物質文化に徐々に変質傾斜したことである。バブル崩壊後は、日本の方向付けができず、国民の不安が増し、お金万能が蔓延し、消費を抑え生活防衛し始め、預貯金に精出している。消費が増えるわけがないのです。
米国従属の中で、日本人としての矜持、精神的支柱が崩壊しており、「平和と戦争」は、「平和」と「戦争」が共存の中で成り立つという考え方を放棄し、「平和」の一点にのみ凝り固まっている。他国に干渉されない国土防衛を確保しなければ、歴史的に見ても「平和」が独立して確保できるものではないということが分からず、米国に政治的に押さえつけられながら、「平和憲法」にしがみついていては、対立した社会構造の中にあることが分からないため、日本の将来は見えてこない。閉塞感が漂っているだけである。米国の目的が成功しているともいえるのです。
従属意識が深まり、お金だけを信用する異常な社会の現出は、次にどのようなステップを踏むのであろうか。AIの本格的登場に対する確たる思想がないと、米国の次はAIが相手であり、恐ろしい人間社会が出てくるような気がします。