歴史学者・磯田道史氏は『週刊現代』二〇一〇年十一月六日号「龍馬暗殺一四三年目の真実)」で「坂本龍馬の暗殺は、日本史上最大のミステリーとされています」と述べています。
国会図書館に行くと、坂本龍馬暗殺に関しては、菊地明著『龍馬暗殺完結篇』、大浦章郎(元中部読売新聞社専務)著『徹底推理・竜馬暗殺の真相』、木村幸比呂著『龍馬暗殺の謎』、新人物往来社編『龍馬の暗殺の謎を解く』と山のように本が出てきます。
龍馬暗殺者については、「新選組説」、「紀州説」、「見廻組説」、「薩摩説」土佐説」「攘夷派説」等様々な説があります。
この中で。圧倒的に支持を得ているのは「見廻組説」で、下中芳岳(彌三郎)は著書『維新を読む』(昭和九年)で、「刺客は近藤勇とその蠻名を競うていた会津藩士佐々木唯三郎とその配下だった」と記しています。
半藤一利氏は『幕末史』で次の様に述べています。
「暗殺の下手人
コメント
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この種の政治テロは、誰が下手人か?というのは二次的な課題だと私は思うのです。
坂本竜馬の死で得したのは薩摩と長州です。困ったのは幕府です。動機が薩摩か長州にあることは確固たる推理の結果です。それと似た事件でジョン・F・ケネデイーの暗殺があります。これも、「米国の戦争屋が得した」ので米国の戦争屋の十手持ちを司るCIA,FBIが綿密に工夫して暗殺まで持っていったわけなんです。さすが、米国ですから探索する活動家が沢山居てかなりの深部まで突き止めているが、戦争屋が権力を全般的(メデイアも含めて)に抑えているので、そういう活動を通じて発見される膨大な事実もメデイアに無視され風化してしまう。特にけしからんのは、そういう活動家に「陰謀論者」というレッテルを貼り、変人扱いし、マイナーに追い落してしまうのです。
坂本竜馬の場合も、薩長が明治政府のコアです。暗殺に関連して自分らに都合の良い「神話を作る」のは実に優しいことです。国家予算もあるし、神話作りに長けた作家も沢山いました。
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「私が政治に関心を持ったのは...公務員を続けて行くうちに、やがて家族を持ち、税負担の大きさと、予算編成の仕組みや税の無駄遣いをあらためて知って、怒りを覚えたからだ」(天木直人氏メルマガ)
自分の暮らしのベース、今の世の中の在り様を思い知らされる実体験こそが政治への関心を引き起こす。日本の近現代史への関心にも通じると思う。当たり前のように組込まれていた「日本というシステム」だが、社会で揉まれるようになれば否が応でも疑問、怒りが湧き起こる。まともな人間の理想(自主独立)から程遠いことが多過ぎるからだ。「それと日本の近現代史、別に関係ないでしょ。農耕民族とか、元々の国民性の話かと」━そうでない。意図的に自主独立の芽を摘む動きが そう遠くない昔から繰返されてきたのである。孫崎さんの新著によって それがまた一つ解き明かされる。一般大衆にとってバラバラだった点━近代、現代、現在━が繋がって一本の線となり、日本という国の実像が目の前に突きつけられる。
Tips:
「孫崎享のつぶやき」-迷惑コメントを非表示にする方法━実名隠して蒙昧隠さず 顔隠して生き恥隠さず 相応の最期を遂げる
http://magosaki-blog-tips.blogspot.com