評価の通りなのでしょう。 「米朝合意には休戦協定を平和条約にする案があるが、米側が応じる見通しはない。」 その状況下、北朝鮮が核兵器開発、ミサイル開発を抑止する可能性が低い。(核保有国の立場は捨てない) その際、果たして再度米朝首脳会談が開催されるか、疑念が出る。 トランプ大統領の目的は、米国中間選挙に対する影響を強めようとする意図のもとに、北朝鮮の本気度を試していたのではないかと思われる。 北朝鮮の本気度は、二度にわたる中国習近平主席との親密さをアッピールする劇的会談で、トランプ大統領だけでなく、米国の当局者は、北朝鮮の意図を的確に把握したとみるべきです。 「二兎を追うもの一兎を得ず」のことわざがあるが、米国と中国を両てんびんにかけた外交が成功するとは思えない。根本的問題は、金正恩体制の体制を認めるか、認めないかであり、また核放棄するかしないかであり、金正恩体制を継続しようとすれば、核保有国として、核の放棄はあり得ない。 核放棄してもよい場合は、金正恩体制を米国あるいは中国が認めればあり得るが、そんな約束を交わしても、米国あるいは中国が守るということはあり得ない。体制は破壊され、北朝鮮がどちらかの国の属国になるしかない。 核の行使を抑止する当たり前のことをするだけで、核保有国としての地位を確保するのが北朝鮮の立場であることは変わりない。支配下に置かれかねない韓国は目を覚ますべきでしょう。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
評価の通りなのでしょう。
「米朝合意には休戦協定を平和条約にする案があるが、米側が応じる見通しはない。」
その状況下、北朝鮮が核兵器開発、ミサイル開発を抑止する可能性が低い。(核保有国の立場は捨てない)
その際、果たして再度米朝首脳会談が開催されるか、疑念が出る。
トランプ大統領の目的は、米国中間選挙に対する影響を強めようとする意図のもとに、北朝鮮の本気度を試していたのではないかと思われる。
北朝鮮の本気度は、二度にわたる中国習近平主席との親密さをアッピールする劇的会談で、トランプ大統領だけでなく、米国の当局者は、北朝鮮の意図を的確に把握したとみるべきです。
「二兎を追うもの一兎を得ず」のことわざがあるが、米国と中国を両てんびんにかけた外交が成功するとは思えない。根本的問題は、金正恩体制の体制を認めるか、認めないかであり、また核放棄するかしないかであり、金正恩体制を継続しようとすれば、核保有国として、核の放棄はあり得ない。
核放棄してもよい場合は、金正恩体制を米国あるいは中国が認めればあり得るが、そんな約束を交わしても、米国あるいは中国が守るということはあり得ない。体制は破壊され、北朝鮮がどちらかの国の属国になるしかない。
核の行使を抑止する当たり前のことをするだけで、核保有国としての地位を確保するのが北朝鮮の立場であることは変わりない。支配下に置かれかねない韓国は目を覚ますべきでしょう。