フレデイ タン のコメント

アーネスト・サトーは生麦事件が起きた時に上海から日本に転勤してきた大英帝国の外交官です。その時、彼は19歳だった。実に若いがスマートだった。確か、赴任した翌日には初仕事で生麦事件のテロリストが首を刎ねられるところを立会人として観ている。

彼は横浜の英字紙に日本の権力者が今後どうなるかについて結構生臭く書いている。読者の殆どが商人だった。彼らの最も知りたい「薩長か幕府か」についてアーネスト・サトーは「京都の奥深くにおます天皇陛下をしっかり抱えることが出来る人たちが権力を握るだろう」と言っている。若いのにしっかり日本を観ているじゃないですか。ジョセフ・ニューマンもたじたじです。
続く

No.2 67ヶ月前

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