日米の関心が核廃棄に焦点が当たっているが、南北の首脳会談は、南北の融和のロードマップを描き遂行していくことに重点を置いている。表面的には、核問題を重視しながら、実質的には南北融和を一歩ずつ進めていこうというものであり、米国はともかくとして国際社会の理解は進むとみるべきでしょう。9.19平壌共同宣言で顕著な融和策の一部をあげると ①南北間鉄道、道路の連結 ②工業団地と観光事業を正常化させる ③防疫、保険、医療分野協力を強化 ④文化および芸術分野の交流と推進 ⑤離散家族問題を根本的に解決し人道的協力を強化 ⑥金正恩国務委員長のソウル訪問 ⑥が進めば、実質的に南北の交流が本格的に始めるということである。核問題の周辺から融和を進めていく方式は極めて戦略的外交力であり、南北が周到に国際社会と米国を天秤にしているとみるべきでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
日米の関心が核廃棄に焦点が当たっているが、南北の首脳会談は、南北の融和のロードマップを描き遂行していくことに重点を置いている。表面的には、核問題を重視しながら、実質的には南北融和を一歩ずつ進めていこうというものであり、米国はともかくとして国際社会の理解は進むとみるべきでしょう。9.19平壌共同宣言で顕著な融和策の一部をあげると
①南北間鉄道、道路の連結
②工業団地と観光事業を正常化させる
③防疫、保険、医療分野協力を強化
④文化および芸術分野の交流と推進
⑤離散家族問題を根本的に解決し人道的協力を強化
⑥金正恩国務委員長のソウル訪問
⑥が進めば、実質的に南北の交流が本格的に始めるということである。核問題の周辺から融和を進めていく方式は極めて戦略的外交力であり、南北が周到に国際社会と米国を天秤にしているとみるべきでしょう。