米国民を白人とか男性とか区別し、少数派とする見方は、見方が偏向しているといえないか。 歴史的に、米国は移民によって、広大な国土を開拓し、生産コストを維持してきたが、大量生産時代に突入し、管理の生産性理念が支配し、日本は必死に米国の生産システムを研究し、日本独自の生産方式を編み出すまでになっていった。 米国の生産性の概念は、工場製品から金融投資市場においても追随を許さず、世界の金を米国にかき集めてきたが、80年代以降高所得者のほとんどが税金を負担せず、低所得者が税金を負担するシステムに置き換わっている。日本でもアベノミクス金融緩和で日銀が株価を吊り上げ富裕層の資産形成に優遇施政策を導入しているといえる。 トランプ大統領によって大きく変わっている政策は、貧困層の継続的な仕事確保による生活安定策の推進であり、昔のように貧困でありながら、安定的な生活を確保させていこうというものである。米国民としては批判すべきものでなく、米国人のために米国人を政治を行っているとみる人が増えて当たり前と考えている。米国人にとっては素晴らしい大統領ではないか。貧困のように見えても、継続的に仕事が確保できれば貧困といえない。日本が典型的な事例である。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
米国民を白人とか男性とか区別し、少数派とする見方は、見方が偏向しているといえないか。
歴史的に、米国は移民によって、広大な国土を開拓し、生産コストを維持してきたが、大量生産時代に突入し、管理の生産性理念が支配し、日本は必死に米国の生産システムを研究し、日本独自の生産方式を編み出すまでになっていった。
米国の生産性の概念は、工場製品から金融投資市場においても追随を許さず、世界の金を米国にかき集めてきたが、80年代以降高所得者のほとんどが税金を負担せず、低所得者が税金を負担するシステムに置き換わっている。日本でもアベノミクス金融緩和で日銀が株価を吊り上げ富裕層の資産形成に優遇施政策を導入しているといえる。
トランプ大統領によって大きく変わっている政策は、貧困層の継続的な仕事確保による生活安定策の推進であり、昔のように貧困でありながら、安定的な生活を確保させていこうというものである。米国民としては批判すべきものでなく、米国人のために米国人を政治を行っているとみる人が増えて当たり前と考えている。米国人にとっては素晴らしい大統領ではないか。貧困のように見えても、継続的に仕事が確保できれば貧困といえない。日本が典型的な事例である。