孫崎享のつぶやき

試写会・映画『モルゲン、明日』を見る。坂田雅子監督はドイツが脱原発を出来て、日本が何故出来ないかを問いにドイツに出かける。そこで見たのは単にメルケルの英知だけではない。地域に根を下ろす民主主義、自然エネルギーへの転換実施は企業ではない。

2018/08/23 12:01 投稿

コメント:4

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22日、映画『モルゲン、明日』の試写会に出かけた。坂田雅子監督のものである。

(1)多分この映画は、坂田雅子監督の紹介から説明を始めるのが好いだろう。

1948年、長野県須坂市に生まれる。

1965-1966年、アメリカ合衆国メイン州の高校に留学。帰国後京都大学文学部哲学科卒。

2003年、ベトナム戦争で兵役経歴を持つ写真家の夫グレッグ・デイビスの死をきっかけに、枯葉剤についての映画製作を決意。グレッグ・デイビスは1967年から1970年にかけてベトナム戦争で兵役につき、南ベトナムに駐留する。アジア各地で撮影活動を行ない、「タイム」などに写真が掲載、日本の地方に関心を持ち、2002年に群馬県を題材とした写真集『GUNMA 群馬-暮しと人々』を出版。2003年、枯葉剤の影響とみられる肝臓ガンにより死去。のちに、その生涯をもとにした記録映画『花はどこへいった』が制作された。

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コメント

>>1 関連
朝日デジタルによると、原発再稼働した場合、5年以内に、テロなどに対する安全対策装置を設置しなければならず、電力11社で4.4兆円になるという。再稼働原発が増え、前年比5,000億円増加しているという。利益面確保の観点からも再稼働は企業の重荷になりそうだ。

No.2 76ヶ月前

地震がないドイツと地震大国の日本。
似たような国土面積ながら原発17基のドイツと54基の日本。
地熱や潮流etc.の自然エネルギー発電向け資源に恵まれているのは、ドイツよりも むしろ日本の方だ。
しかし、「そんな日本が原発止めないのだから、我々ドイツも原発止める理由などない!」-とはならなかった。
内心「バカな国だ」と思われているのでないか。
チェルノブイリ-ドイツ間の距離はざっと青森-福岡間と同じだ。
恐らくチェルノブイリからも多くを学んだに違いない。地震がなくともヒューマンエラーの恐ろしさが今一度喚起されたと思う。
孫崎さんの「私の印象」からも窺えるのは、この問題でも やはり支配的なのは日本人の民度の低さということだ。
事は「どうしたら民度を上げられるか」という主題に行き着くと思う。

No.3 76ヶ月前

「日本とドイツ、なにが両国の原発への対応の違いを発生させるのか」という質問は坂田自身がもっと勉強して答えを出せばいい。ドイツの方が正しいのかどうか、もっと勉強すべき。感情的な意見は世間にとって不要であり、悪影響を及ぼすだろう。

No.4 76ヶ月前
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