安倍氏個人の思いがそうであるなら、安倍氏には「他者のまなざし」を認知しない極度の認知症の疑いが濃厚だと言えるし、彼には実存主義が説くところの「対他存在」性を欠いた欠陥人間ということになります。民主主義国家運営には最もふさわしくない俗物を日本人が選んで有難がっているということになります。

上記は個人レベルの話ですが、国家という切り口で話せば次のようになります。
日本は敗戦の結果、長いこと被占領列島だった。形式上独立したが、米国の指導下で運営されて来ている。加えて安倍首相が中国やほかの被害国家に謝罪しないと宣言したことは「日本国が完璧な国家でなく米国の51番目の州であることを認めた」というポイントを改めて周辺国家と米国に露わにしたと私は観るのです。独立国家としての「眼差し」をしっかり持って居る中国、北朝鮮、韓国、ロシアはそのことをよく理解しているようですね。安倍首相に「隣国に挨拶らしい挨拶が出来ない幼児性」があることを認めるには隣国は「日本が51番目の州だから仕方ない」との注釈があって出来ることでしょう。

安倍氏は州の知事だからこそ、「僕ちゃん、謝罪はしたくない！子や孫にもさせたくない！ましてや、中国や朝鮮やロシアには嫌なこった！」なんてダダをこねることが許されているのだ、と私はしかと感得しております。