りゃん のコメント

この裁判官は、退官後じっと黙っていればいいものを、控訴審判決のでたタイミングで朝日新聞なんかに出るもんだから、かえって自分の出した判決の説得力を自分で減らしているのが、わかってない。今後、反原発運動の弁護団なんかに加わったら、もう説得力はゼロになるだろう。住民は、そういうところをじっと見ている。

判決当時、この裁判官のロジックは、「ゼロリスク論」とよばれて私の周囲では評判が悪かった。まあそれはいいとしても、この裁判結果を信奉する劣化サヨクたちが、日本人を具体的に恫喝している北朝鮮の核兵器を容認しているのはまったく理解できない。「ゼロリスク論」にたってこの裁判官のロジックに従うなら、大飯原発の再稼働も、北朝鮮の核兵器も、どちらも容認できないという結論以外は論理的にない。まあ、そんなことが気にならないおめでたいアタマだから劣化サヨクなんだろう。

「過去10年間に4か所の原発所在地で、原発の耐震設計の根幹となる基準地震動を超える地震が五回も発生した」のも、その結果なにも重大事故はおきなかったのだから、わたしなどは原発の安全性に対する信頼感がますます強まった。

なんにしても、高裁判決は歓迎したい。地裁判決は、投票で選ばれたわけでもない、法律に詳しいだけのただの一司法官僚が、原発政策を実質的に決定するという誤りをおかしている。それはこの問題のリーディングケースである伊方原発訴訟最高裁判決に示された考え方に反しているので、高裁で訂正されるのは当然であった。

原発については専門家の議論を優先し、投票で選ばれた議員やそのなかから選ばれた行政責任者の判断を重視し、最終的には国民が投票箱で決めるべきなのだ。

No.9 76ヶ月前

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