国民民主党を考えるときに最も大事なことは日本人が織りなす政治に深く垂れ込む黒黒とした暗雲が実は日本人の多くが金目にだけ目が眩んでいるという現実性を認識することではないでしょうか。

アベノミックスは金目本位の日本人の為に実に巧妙に考案された毒饅頭ですね。日本の金融財政市場は完全に死滅し暴落も出来ない。ただ息をして生きて居るだけ。にも拘らず、何となく消費経済は回っている。だから厄介なんです。

19世紀から20世紀前半を通じて西側の仕掛けた阿片中毒で中国の政治が壊れたみたいに、今の日本はアベノミックスで国民全体が中毒になっている。言い換えれば、安倍体制と言う安楽死状態にある。自民党はうまくしたもので官僚の忖度を助成しながら一方で膿を出しますとフェイクし、汚職を欲しいままにする。反省もヘッタクラも無い確信犯です。

日本の政治が仮に正道に戻れば、耐えきれない副作用は間違いない。それこそ自民党系が最も恐れるレジームチェンジが起きるかもしれない。従って、自民党系にとっても今のこの安楽死状態は今後も長く長く続くのを覚悟せねばなりません。勿論、一部の売国奴的リッチは韓国で多く見られるように資産の海外シフトでいつでもOKなんでしょうがね。大半の国民にとっては情けなく惨めなこと夥しいですけど、それが現実。

国民民主党や維新とか言って出て来る政党は自民党が国民に提示しているフェイクです。マスコミも自民党が国民に提示するフェイクですから、日本共産党や立憲民主党は戦前の日本共産党みたいに牢獄に入れられることは無いにしても、封じ込まれ追い込まれて行くでしょう。

米国の國際政治の行き詰まりが、彼らが標榜するデミクラシーが全くの嘘であることが徐々に明らかにされ、加えて、トランプの出現で、クライマックスを迎えつつあります。米国の政治は中東での最近のドジでその孤立化は加速している。米属国日本の政治は風前の灯ではないでしょうか。

先の日本の大敗北時には米国にニューデイール派が残っていて平和憲法を遺してくれた。これから迎える大ハヴァックには世界を見渡して観てニューデール派的なものは全く見当たらない。我々日本人は今持って居る平和憲法を指針にして日本人だけで新たな政治を造っていくしかないでしょう。