昔、スイス旅行で「アインシュタインの家」に行った際、アドバイザーのスイス人は「何でまた そんな所に」といった風でした。 屋内は展示向けにスッキリ片付けられたのかもしれませんが、元々モノが少ない暮らし振りだったろうと想像します。 “私のような型の人間にとっては、何を受け入れているかでなく、何をどのように考えるかが本質的なのである”-との旨、自伝ノートに書かれていた気がします。せめて その姿勢くらいは見習いたいところですが、なかなか... ツイートに「唯一の善ー知識、唯一の悪ー無知、ソクラテス」がありましたが、90年のドイツではコンピュータ技術絡みで「Informing Ourselves to Death」なる講演があったようです。ついに“情報「消化不良」死”の時代に入ったと。コンピュータ技術、メディアの発達で大多数の一般人はメリットよりも大きなデメリットを蒙り、力と自由を得ているのは ごく少数者であると。更に28年後の今は... 当の西洋人には こうした技術革命はファウスト的契約と心している面がありそうながら、日本人は哀しいかな、科学には「感嘆して飛び込むだけ」-今尚そこから脱していないこと(更に軽薄化?)が第一の問題ではないでしょうか。
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孫崎享チャンネル
(ID:18471112)
昔、スイス旅行で「アインシュタインの家」に行った際、アドバイザーのスイス人は「何でまた そんな所に」といった風でした。
屋内は展示向けにスッキリ片付けられたのかもしれませんが、元々モノが少ない暮らし振りだったろうと想像します。
“私のような型の人間にとっては、何を受け入れているかでなく、何をどのように考えるかが本質的なのである”-との旨、自伝ノートに書かれていた気がします。せめて その姿勢くらいは見習いたいところですが、なかなか...
ツイートに「唯一の善ー知識、唯一の悪ー無知、ソクラテス」がありましたが、90年のドイツではコンピュータ技術絡みで「Informing Ourselves to Death」なる講演があったようです。ついに“情報「消化不良」死”の時代に入ったと。コンピュータ技術、メディアの発達で大多数の一般人はメリットよりも大きなデメリットを蒙り、力と自由を得ているのは ごく少数者であると。更に28年後の今は...
当の西洋人には こうした技術革命はファウスト的契約と心している面がありそうながら、日本人は哀しいかな、科学には「感嘆して飛び込むだけ」-今尚そこから脱していないこと(更に軽薄化?)が第一の問題ではないでしょうか。