「CIAは危険極まりない米国支配層のお抱えの私兵集団だ」と私は考えて居るのです。そこのボスを公の長官に起用するわけだから、トランプ個人が米国の恥も外聞も捨てたなということになります。

ですから、トランプとポンピオの間で取り引きがあったと考えるのが妥当でしょう。考えられる取り引きはロシアゲイトの沈静化です。その見返りに国務長官と言うポストを与えた。

「ポンピオが金正恩の暗殺を企む」は浅薄な視方です。日本人は喜びそうだが、最も得するのは中國ですから、あり得ない。

私の憶測だが、ポンピオが賢い男だったら、金正恩をおだててサウジの王様みたいに手なづけようと試みるでしょう。ニューヨークに特別口座を設けて自由に使って貰う。米国にとっての敵は中國とロシアだけなんですから、トランプも異論があるわけはない。日本には平和憲法があるから、駒として使いにくいが、北朝鮮なんか格好の捨て駒になるのじゃないですか。

米国は決して自由と民主主義の国家では無い。デカダンスを売り込む国家なんです。その代表格がポンピオ。日本が求める人質解放なんかは彼の頭では二の次でしょう。